前回のあらすじ(流れを読みきれ!)
[続きを読む]5分の流れに従う。これが師匠である為替和尚が吉田に伝えた
決断であった。師匠の手法はスキャルピングである。できるだけ早い時間足を見て判断を下す必要があり、吉田も師匠もエントリーの時に使う1分足チャートに固執しすぎた。
だが、エントリーポイントはあくまでも点であり、実際にそのポイントで打ち込むにはそれまでの流れを判断する必要がある。
つまり「面」である。それが5分の流れなのだ。
1分足はエントリー用で、流れを見るのは5分。そして、チャートの右端で判断する以上、そこを超えたら買い(売り)というポイントで打ち込んでみなければ話は進まない。
裁量トレードでは当たり前のように考えられていることも、
いざ自動化しようとすると機械で処理しやすい考え方に
よってしまうのだ。
打ち込むべきポイントは見えたが、それにはヨコの流れを判断する必要があった。