新たな局面を迎えた自動トレード開発。
「パトリオットシステム」、「パトリオットシステムNeo」と2つのシステムを考案、検証してみたものの、期待していたパフォーマンスはまったく出ず、解決の糸口が見えなかった。
そんな時、師匠である為替和尚は、「インジケータをいくら組み合わせても答えは出ない。基本に戻る」ことを宣言。
裁量トレードで重視していたポイントを取り入れることにした。
これまでのルールも裁量でワークすることは確認していたが、自動トレードのルールにしやすいように考えられていたので、中心はあくまでもインジケータ。
「プロトレーダーの考えを機械に落としこむこと」を考えていたのに、
作りやすさを優先して人間が機械に寄っていては本末転倒だった。
師匠の原点回帰宣言は、ある意味必然といえる。
その中で師匠が特に意識すべきものとして持ち出してきたのが、
1時間の四本値だった。
相場の波をすべてとる!
24時間稼働する自動トレードシステムにとって、理想的なコンセプト
ですね。でも、現実はそこまであまくない!
師匠(為替和尚)が最初に考案した自動トレードのルールは、裁量ではうまく
使えるけど、自動トレードにするとプロフィットが出ない。
改良版を投入しても結果は同じ。
結局、プロフィットを出すために解決しなければいけない問題が、
先送りになっていたからなんですね。
最初のルール考案から3ヶ月がたったある日、遅々として進まないシステム
開発に業を煮やした師匠は、吉田に言いました。
師匠「このままじゃ、あかん! インジケータをいくら組み合わせても答えはでぇへん。基本に戻ることが肝心や」
ここから、トレードシステム開発は、次のステージに進みます。
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