さて、前回「テクニカルと相場のおかしな関係」の続きです。
テクニカル分析なんて言葉があるように、トレードにおいてテクニカル指標は結構重要な位置を占めてます。吉田も使うし、チャートを見ている人ならすべての人がテクニカルを使ってます。
ほら、ローソク足やバーチャートも立派なテクニカルですよ。
さて、前回の記事で、お金(通貨)には物の値段と照らし合わせれば、価値基準のようなものが存在すると説明しました。でも、それが「通過 対 通貨」の相場になってしまうと、絶対的な価値基準はなくなるというお話をしました。
これは相場の世界には、価値の比較対象が無いためです。
あえて言うなら、過去のレートに照らして、今が通貨高だ、通貨安だというだけであり、これは相対的な価値しかないですね。
言い換えると
極めてアバウトな基準しかない
ということです。
ローソク足も立派なテクニカルですが、移動平均やストキャスティクスなど代表的なテクニカル指標に比べると、扱いづらく感じるのも事実。
そこで、判断を容易にするために、さまざまなテクニカル指標を駆使するわけです。
テクニカルについて説明する前に、通貨が動く要因について
触れておきましょう。
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