先日、友人と飲んだ時に、こんな質問を受けた。
吉田はFX専門にやってるから聞くけど、
レバレッジを上げると、なんで損益も一緒にあがるの?
イマイチ、賭け金との違いがよくわからない。
それ、だいぶ勘違い(笑)。
彼は株を長期ホールドするトレードしかしておらず、デイトレやスキャルのように、真剣にキャピタルゲインを取る勝負をしてきてない。
酒を飲んでいる上、2軒目の店ということもあり、適切な説明ができたか怪しいものだが、ロットサイズとレバレッジについて、いろいろと誤解があるようだ。これは、たまに雑誌やネットの記事を読んでも感じるのだが、
FXで破滅する奴は、レバレッジを上げすぎてるからだよ。
レバレッジ2倍とか10倍でやれば破産なんてしないよ。
これも勘違い。
レバレッジが高いか低いかではなく、あんたのロットサイズに問題があるの。
ロットサイズは、よくギャンブルの賭け金に例えられるが、はじめてやる人に説明するときならまだしも、本格的に学び始めた後は、きちんとレバレッジとロットサイズ、証拠金について学んでおく必要がある。
なぜなら、これはリスク管理に通じるから。
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相場にかぎらず、ギャンブルの世界でも「賭け金」は大切だ。
ギャンブルの賭け金に相当するのが「ポジションサイズ」
しかし、ギャンブルにおける「賭け金」と、相場の世界の「ポジションサイズ」はちょっと違う。競馬をふくめたほとんどのギャンブルは、賭け金以上の損失は出ないけど、相場の世界では賭け金を決めただけでは、リスクもリターンも決まらない。
相場の世界に長いこといる人は、適切なポジションサイズが見えているかもしれないけど、理屈で説明できる人は以外に少ない。
こんな人が回りにいないだろうか?
自己資金は50万円しかないけど、○○円以上稼ぎたいから
1ロットで勝負しますよ
これが一番やったらアカンパターンですね。
ポジションサイズを決めるのは、自分の都合ではなく、きちんと理屈に基づくものでなければなりません。あなたは、それを人に説明できますか?
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