わかりやすい相場だけを狙え!って言うけどさ

2013/12/22 カテゴリ:上達への道 コメント(0)
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上がるか? 下がるか? あなたはどう見る?

FXの入門書や、相場のことを解説しているブログなどを見ると、
よくに初心者は「攻めやすい相場」、「わかりやすい相場」を狙えと
書かれた文面を目にします。

「うん、うん。確かにこういうはっきりしたトレンドが
出ている相場のほうが狙いやすいよな」

一緒に掲載されているチャートの切り抜きを見て思うものです。
だがしかし…!

それ終わったチャートですから!!

師匠の為替和尚もたびたび口にします。
「終わったチャートなら、なんとでも言える」

そうです。一番大事なのは、

チャートの右端でどう判断するか

結局これにつきます。


初心者に指導していて一番難しいのが、トレンドを判断させる方法。
そりゃあ、終わったチャートなら、明確なトレンドがわかりますよ。
でも、ずっと上げ相場が続いていたからといって、いつまでもそれが続くわけじゃないし、買いと判断したところで、下がるかもしれない。

「はぁ? トレンドなんて長期の移動平均線いれて、それの上下どっちにいるかを見ればわかるだろ」

こんな意見もあるかもしれない。
でも、移動平均線を使ったトレンド判断は、遅れがちになるし、
必ずドテンでやられる


終わったチャートで見れば「攻めやすい相場」、「わかりやすい相場」なのかもしれないけど、チャートの右端で見た時に、同じ判断ができるかどうか。これが上達できるかどうかの境目だったりする。
もちろん、自動トレード開発でも一番議論が多い点はここ。


今回のテーマは、「チャートの右端で見た時に、わかりやすい、攻めやすい相場とはなにか?」です。

 

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奮戦記:戦局を定義せよ!

2013/05/31 カテゴリ:自動トレード開発奮戦記 コメント(0)
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戦局を定義せよ!

前回のあらすじ(モノサシをどう使うか?)

吉田の師匠である為替和尚は言った。


「レンジからのブレイクアウトを狙いたいなら、明確に”今がレンジやっ!”って判断できることが大事やねん」

 

言われてみればもっともな話であり、トレンド相場、ドテン、押し目、レンジ。ごく当たり前の相場の状態が、機械に判断できるように定義されていなければ、当然エントリーもできない。

まずは、相場の形を定義しなければ!

師匠の一言で、明確な方向性が示された。
これは自動にかぎらず裁量トレードにも言えることだが、ドテンと判断する
基準、トレンドと判断する基準がなければ、トレードは出来ない。


出来上がったチャートを後から見て判断することは誰にもできるが、
それでもレンジ相場の細かな定義を言える人間は少ない。
なんとなくの”形”で相場の状態を判断している証拠だ。


自動トレードシステムを作るのであれば、このような曖昧な定義のままでは先に進めない。まずは、相場の状態を定義しなければ!

 

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足せば足すほど深みにハマる! トレード蟻地獄

2013/01/15 カテゴリ:自動トレード開発奮戦記 コメント(0)
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短期、中期、長期の流れを組み合わせた「パトリオットNeo」は、
トレンドフォローのジレンマを打ち破れるのか?

足せば足すほど深みにハマる! トレード蟻地獄
この問題は、インジケータとローソク足の関係をどう扱うかを、
とことん考えさせられました。

 

「長期トレンドに対して順張り」、「短期トレンドは逆張り気味の順張り」というのが、為替和尚が提唱する最良のエントリー。
タイミングが早すぎれば、エントリー直後に即逆行される。
タイミングが遅すぎれば、獲得できる利益幅が大きく目減りする。


自動だけでなく、裁量トレードにおいても、この問題は難しいものです。
この問題にどう取り組んでいったか?

さぁ、自動トレード開発奮戦記の続編。御開帳。

 

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トレードルール作るその前に

2012/12/25 カテゴリ:数値化 コメント(0)
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みなさん、今年も残りわずかになってきました!
年末モードでテンションが上がってきた吉田です。

トレードルール作るその前に

前回の記事「トレンドフォローの落とし穴」で、チャートを見ながら

「この部分が取りたいなぁ」
「ここのエントリーおかしいなぁ」

と試行錯誤をしてしまうと、どんどんロジックネジ曲がっていってしまう。
というお話をしました。

 

そこで、最後に「トレンドフォローのジレンマ」に陥る本当の原因を
考えてみてくださいと書きました。
どうでしょう、わかりましたか?

 

そもそも「トレンドフォローのジレンマ」が発生する原因は、「目の前のチャートにルールをあわせていってしまうこと」ですが、なぜ、こんな事をしてしまうのか?

 

今日はその答えを書きたいと思います。

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