7回の集中連載で、「トレードルールの作り方」を記事にしました。
この記事はそれぞれの記事のダイジェストと、リンクが貼られています。
トレードルールが必要な理由はなんでしょうか?
ひとことで説明するなら、勝敗のない世界に「勝ち」と「負け」の考え方を持ち込むことです。あなたの中で、どうなったら勝ちか? あるいはどの状態になったら負けかを明確に定義してください。
詳細は…「もしかして、これってトレードルールの作り方(1)」
チャートを開いてあれこれと考える前に、まずはあなた自身のことを分析してください。世の中で語られていることが、必ずしもあなたにあっているとは限りません。マーケットとどう付き合っていくか、自分のあったスタイルを見つけるのが大切です。
詳細は…「もしかして、これってトレードルールの作り方(2)」
チャートを見ながらトレードルールを作ると、「自分の都合だけ」で判断をしてしまいます。チャートの向きあう前に、まず机上の理論で勝たなければなりません。基本は「損小利大」です。そのためには、「勝率を高める方法」と「リスクよりもリワードを大きくする方法」があります。
詳細は…「もしかして、これってトレードルールの作り方(3)」
トレードルールというと、多くの人はエントリーにばかり目がいきます。しかし、エントリーは入ってみなければわかりません。それよりも、「損切り」や「利食い」といった「出口戦略」のほうが重要です。
詳細は…「もしかして、これってトレードルールの作り方(4)」
エントリーは単なるスタートラインに過ぎません。エントリーの際に必要な条件は「エントリーするプライス(タイミング)」と「エントリー方向」の2つだけ。しょせん、1/2を当てるだけです。それなのに勝率に差が出るのはなぜか?
詳細は…「もしかして、これってトレードルールの作り方(5)」
極論すると、エントリーはタイミングを図っているだけです。方向性や損切りラインなどは、エントリーする前に決まっています。
チャートの右端ではタイミングを図るだけ。
それ以外はチャートの左側で判断しています。
詳細は…「もしかして、これってトレードルールの作り方(6)」
エントリーはタイミングをとっているだけに過ぎませんが、それでも予めエントリールールを作っておく理由は、躊躇せずにエントリーするためです。
躊躇せずにエントリーできるように、最終エントリー根拠をふくめてきちんと決めておきましょう。
詳細は…「もしかして、これってトレードルールの作り方(7)」
7回にもおよぶ集中連載を終えて、為替和尚@FX寺子屋が重視するものが何かをより具体的に説明しました。このように順を追って説明しているサイトは少ないと思いますが、皆様のトレード技術の向上に一役買ってくれれば著者冥利に尽きるというものです。
みなさんは、損失を恐れるあまり、エントリーに絶対を求めすぎです。
より、勝率の高いものを求めるのは自然な行為ですが、それが過度になりすぎ「商材コレクター」、「手法コレクター」になってはダメです。
果てしない「聖杯探し」の先に何があるのでしょうか?
世の中に「絶対」が存在しないことは、除菌剤の除菌率(99.9%)が教えてくれます。どれほど確率を高めても、最後の0.1%でひっくり返されたら同じです。
大切なことは「相場=マーケット」に対する「より根源的な理解」と、あなた自身の「トレード戦略」です。マーケットには機械もふくめてさまざまなプレイヤーが参加しており、自分自身の利益を最大化しようと考えています。
そんな鉄火場に適当にテクニカルを組み合わせたエントリールールだけで突っ込むのは、無謀以外のなにものでもありません。
これを機会に単なるエントリールールではなく、トレードルールを作ってみてください。もちろん、最初からうまくいくはずはありませんので、なんどもトライ&エラーが必要です。
しかし、そんな試行錯誤の末、マーケットを生き抜くことができれば、いつか「ゾーン」に到達することが出来るでしょう。その時は、あなた自身もマーケットいうシステムの一部になれるはずです。
連載もついに7回目。
いよいよエントリールールの作り方を取り上げます。
前回「もしかして、これってトレードルールの作り方(6)」で、
チャートの右端ではタイミングを図っているだけだと説明しました。
方向感やシナリオは、エントリーポイントの手前で決まります。
では、改めて「エントリールールなんて作る必要があるのか?」
もしかしたら必要ないけど、ルールを決めておかないと、
いつまでたってもエントリーに躊躇する人が出るでしょう。
ベテランはタイミングの取り方は身についているので、
厳密に決めなくても躊躇なくエントリーできます。
しかし、初心者や負けが込んでいる人は、エントリーを躊躇する傾向があります。だから、きちんと最終エントリー根拠までを作りこんでおいたほうが、ルール通りにトレードできるようになります。
ルールを明確に定義しているということは、検証もできることになります。
さて、冒頭で出たチャート。クリックする前に売り買いどちらのポジションを持つか考えてみてください。
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いよいよ6回目に突入。連載も終盤戦です。
さて、前回「もしかして、これってトレードルールの作り方(5)」で、
上のチャートの赤で囲んだ部分をレンジと判断した理由を考えてみて
ほしいと宿題を出しました。
答えは人それぞれかもしれないけど、そのひとつとして。
レンジブレイクを狙いたいのであれば、まずレンジになっている箇所の判断がつかなければなりません。よく、「卵が先か鶏が先か」という命題がありますが、レンジブレイクにはレンジ相場が必要なのは明確ですね。
レンジもあとから見ないと、そこがレンジだと判断できませんが、
ポジションを持ってないなら、レンジと判断がつくまで判断を保留に
すればよいだけです。
前回の記事で、
エントリーまでにいかに相場の
状態を判断できているか?
これが鍵になると説明しました。
レンジブレイクの仕掛けどころが、レンジの上限か下限いずれかのブレイクであるなら、まずはその上限と下限を判断できなければなりません。
あなたは、明確な根拠がありますか?
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トレードを難しく語ろうとすれば、○○理論だとか、金融工学だとかイカメシイ名前をつけて、聞いただけで舌を噛みそうな専門用語がずらりと並ぶ話をすれば、理解できなくても、すごそうな話に聞こえます。
でも、それって「へのつっぱりはいらんですよ!」と
どう違うのでしょう(笑)。
「おお! 言葉の意味はわからんがなんだかすごそうだ」
と解釈しているだけかもしれません。
実際のところ、Google先生に「トレード理論」と打ち込んでみると、あれやこれやと「へのつっぱり」についての意見を目にすることが出来ます。理論や理屈と言ってみたところで、よくよく見てみると「エントリー」よりになっているケースが多々見られます。
FX寺子屋流に「へのつっぱり」について説明します。
すごーーーーーーく単純にトレードを説明するなら、
(1) エントリーする
(2) 利食いの戦略を実行する
(3) 損切りの戦略を実行する
これだけなんです。
利食いと損切りをあえて「戦略」としたのは、
ここにトレード理論の本質があるためです。
はい、ここで戦術と戦略の違いを説明しますね。
「戦術」とは具体的な戦い方や手法をいいます。例えば、包囲殲滅戦術という戦術があります。これは敵を複数で囲い込んで袋叩きにする戦術です。TVの中のスーパーヒーローは○○戦隊を名乗る連中以外やらない戦術ですが、現実世界では有効なので、たびたび使用されます。
「戦略」とは、戦術をいかに効果的に使用できるようにするか、環境や状況を整えること。そして最終的な目的達成までの道筋を立てることを指します。
包囲殲滅戦術を使うためには、1の敵に対し、複数の味方で囲まなければなりません。敵も不利になるのを承知でわざわざ囲まれに来るマゾヒストではないので、司令官や軍師(参謀)は、いかに敵を包囲できる状況を作り出すかを考えます。例えば、敵の捕虜を餌にしておびき出す、地形を利用して伏兵を隠して一気に襲い掛かる。ちなみにこれは厳密には作戦ですが、この辺を説明すると脱線したまま終わるので、もっと知りたい場合はGoogle先生に教わってください(笑)。
利食いと損切りは戦略と呼んでいるのに、(1)のエントリーは単に
「エントリーする」としか書かれてません。
なぜか?
[続きを読む]理屈で勝つ。
机上の理論で勝つ。
為替にかぎらず、勝負事ではこれが一番大事。
そんなの、その時にならないとわからない。
臨機応変が大事だ
これも確かにひとつの意見です。
でも、臨機応変を言い換えると
出たとこ勝負、行き当たりばったり
こう書くと、不思議と博打を打ってるだけに感じますよね?
意味は同じなのに(笑)。
さて、前回の「もしかして、これってトレードルールの作り方(3)」では、机上でどう損小利大に持ち込むか、自分が狙うべき波をどう捉えるかについて触れました。
今回は自分の狙うべき波をさらに掘り下げて考えます。
残念ながら今回もチャートは見ません(笑)。
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