失敗は成功のもと? それとも失敗のもと?
ミスはしないに越したことありませんが、どんなことでも経験が乏しい分野や、試行錯誤が不可欠な分野には、ミスはつきものです。
トレードの分野でも、熟練者でもちょっとした気の緩みで大きなミスをすることもあります。それでも損が広がらないように、リスクをコントロールすることは忘れませんけど。
我々は特に失敗を恐れます。
これは学校教育や社会生活のなかで、ミス=悪いことと刷り込まれているからですが、たいていの失敗は「取り返しがつくレベル」です。
しかし、なぜか小さな失敗でも、
ウダウダクヨクヨ悩む人が多いのが実情ですね。
吉田も以前は結構悔やむことが多かったです。
悩むことで先に進めればそれでいいですが、たいていは悪い方に転がります。
ミス=悪と考えることの弊害
はっきり言ってトレードなんて失敗の連続です。
トレードを確率的に捉えられていない場合、
- エントリー直後に即逆行
- ロスカットできずに、お祈り
- 利食いのタイミングを逃して、大きく目減り
- イライラなど冷静じゃない状態でトレードして、下手打ち満開
- さらに負けを取り返そうとして、大やけど
トレードをしていると、自分自身を責める局面が山ほど出てきます。
「やらかした!」と叫びたくなるようなミスをした日は、
特にまずかったことについて、あれこれと気に病みます。
でも、これをすると、深層心理はいいことも悪いことも区別なく処理するため、なんども自分を責める感情がくりかえされます。
すると、どんどん精神的にマイナス方向に引きづられていきます。
こんな状態で「次回同じこと」ができますか?
ミス=経験ととらえる
ミスをしたことを「失敗」ととらえると、そこで思考停止です。
失敗は先につながる言葉ではなく、完全な行き止まりのイメージです。
でも、ミスをしたことを「経験」と考えるようにするだけで、
次に繋がるイメージが持てるようになります。
よく初心者にはトレード記録をつけなさいと言いますけど、トレード記録の利点はミスを客観的にとらえること、ミスの内容を頭から追い出すことで、切り替えを促すことにあります。同じミスを発見するのにも使えますが、同じミスが連続で続いていると、やはり自分を責めたくなるのでほどほどに。
経験ならば、次につなげれば済む話です。
よい経験、悪い経験どちらもあなたの糧になるはずです。
一度もミスせずにトレードを身につけることなんて不可能です。
どれだけ良い師匠についても、やらかす日は絶対に来ます。
吉田の一番大きなミスは、プランBをミスり、傷口を広げて、自分の打ちたい局面になった時には証拠金不足になって強制ロスカットを余儀なくされたことです。
この時のミスは、切るべきタイミングでポジションを切れなかったことだけです(ロスカットではなく)。結果最初のミスのリカバーができずに、ひどい有様になりました。
これをいつまでも悔やんでいたら先はあるのでしょうか?
ミスは経験として、総括して次に活かすべきですね。
思い切って『経験だ!』と切り替えの出来るスイッチのようなものを自分自身で見つけなくてはなりませんね。
冒頭で′′思い切り′′といった言葉を使っている自分は、まだまだ未熟ものだと自分で思います(笑)
私の場合は′′時間=収入′′という刷り込みが強く、時間をかけたものに結果が伴わない場合、歯がゆい思いをする事が多いです。
時間をかけて何でもプラスに転じれば、問題なんか無いのは頭で分かっているんですが(笑)
これ書いてて読み返すと、自分が情けなくなってきます( ;´Д`)