トレードで負けないメンタルを鍛える方法
トレードというより、勝負事とメンタルの問題は切って離せない。
トレードにおけるメンタルとは「いかなる状況でも平常心を保つこと」
つまり、
勝っている時に図に乗らず(調子こかない)。
負けてる時に、熱くならず、動揺しない。
この2点のことを指します。
ぶっちゃけ感情をおさえることにだけど、これが難しい。
いかなる状況でも平常心を保つためにどうすればいいか?
(1) 滝に打たれる
(2) 座禅を組む
どちらも目的を理解した上なら意味はあると思うけど、
トレードに役立つとは思えませんね。
では、どうすればいいのか?
勝ったら図に乗る。負けたら凹む。その対策は?
会心のトレードができると人に自慢したくなる。
大損すると死にたくなる。
トレーダーの心理状態はまさに「躁鬱状態」。
しかし、こういう状態でコンスタントに結果を出すことは難しいですね。
あなたがいつもやってる仕事の結果で、興奮したり鬱になったりしますか? よほど大きなことをやり遂げれば満足感や充足感はあるでしょうが、
書類のコピーひとつで大喜びする人はまずいないでしょう。
勝っても気持ちを浮つかせない
勝った。
儲けた。
これは確かに嬉しいことですが、そもそも勝つことと稼ぐことを目的にしている以上、1回のトレード結果に一喜一憂するのは間違いです。
でも、1回のトレードで10万稼げばやはり嬉しい。
ニマニマするのもわかります。
そこで単純な対策。
チャートソフトを閉じるまで金額のことは気にしない。
金額を気にするから、稼いだ金額にニマニマしてしまうのです。
パソコンから離れて、はじめて勝ったことを喜びましょう。
負けても凹まない。熱くならない
負けた。
えらい金額損切りした。
なんでこんなになる前に損切りしなかった?
大きな含み損が出てるクソポジがあるときは、こんな気持になります。
あるいは、負けが混んでくると「このクソっ!」と頭に血が上る人。
これにも簡単な対処法があります。
ホントか?
ウソです
マイナスの感情や頭に血が上るのを抑えこむのはほんとうに難しい。
実際に、あらゆることでそれができるようになるということは、
悟りの境地にいるということ。
あなたも「聖人」の仲間いりです(笑)。
トレードをめぐる悪循環
トレードには絶対やってはいけないサイクルがあります。
このサイクルの一番まずい所は「出口がない」ことです。
なんどもなんどもくり返します。
「クソルール逝ってよし」ルートは、勝てるルールを探す聖杯探しコース。
「つ、次こそは」ルートは、敗因をルールを守らなかったことだと判断し、ひたすら自分を攻めるコース。
「つ、次こそは」ルートは敗因分析をして、ルールを守らなかったことが原因なのだから、次はルールを守ろうと決心し直す。一見すると正しいルートのようにみえますが、何度決意しても結局「やぶる」→「負ける」のルートだと、そのうち心が折れてきます。
メンタルの問題を解決するには?
トレードにおけるメンタルの問題とは、感情が冷静な判断を失わせることにあります。
1回のトレード結果に
一喜一憂すること
これです。
しかし、負ければ凹むし、勝てば舞い上がる。
結局このくり返し。
負けてる時のほうが深刻ですが、負けてる時の感情を抑えるには…
「いかにストレスをコントロールするか」
ここに行き着きます。
それで深層心理の世界に飛び込んだり、メンタルトレーニングをするようになりますが、そんな簡単に豆腐メンタルが強くなるわけじゃありません。
まず、メンタルを鍛えるという発想を捨てましょう。
トレード結果に感情が揺れる理由は2つあります。
(1) なくなってもいいお金を使う
リスクを取らなければ、リターンは得られません。
安心を買いたいなら、銀行にでも預けておきましょう。
お金は稼ぎたい。でも損はしたくないというのはムシのいい話です。
あなたが相場で稼いだお金は、誰かが損したお金です。
最悪、口座が消し飛んでも、立ち直れるお金を使うというのが基本です。
たとえば、毎月5万自由になるお金が入ってきたとします。
お小遣いですね。このうち、3万がなくなれば確かに痛いかもしれない。
でも、500円なら? 1/100ですね。
500円使って、この世の終わりが来たように騒ぐ人はいません。
(2) 自分のやってることに納得する
多くの場合、トレードルールやエントリールールというのは、
誰かの考えたことをそのまま利用したり、アレンジしたものです。
しかし、勝ったり負けたりした時に感情が揺らぐのは…
自分のやってること
に納得してない
納得してないものを、無理やり「ルールを守れ」と精神論で抑えこんでもうまくいくはずがありません。無理やり押さえつければ、
負けた時に大きなストレスになって返ってきます。
勝った時に大喜びするのは自然な反応ですが、なぜ喜ぶのか?
「勝てると思ってないから」
そもそも勝てるのがわかっていれば、感情は動きません。
では、自分のやっていることに納得するにはどうすればよいのか?
これはひたすら検証するなり、練習するなりして自信を深める
よりほかはないのです。
適当なテクニカル組み合わせて、何回中何回勝ったかを調べるのを検証とは言いません。たまたま、その時期にワークしていたテクニカルを確認しているだけです。極論すると、カーブフィッティングをやってるだけです。
検証するのはストラテージ=戦略です。
一回のトレードで大きな利益を上げる戦略でいくのか。
あるいは勝率を高めて細かく稼ぐ戦略で行くのか。
これを検証します。
人には向き不向きがあり、必ずしも誰かにとって正解というルールが、
自分にもあっているわけではない。
エントリー時や損切り時に不安を感じるのは、自分のやってることに納得してないだけ。頭では理解してるつもりでも、心がそれを受け入れてない。
あなたは、車の運転をしてる時に喜びや不安を感じますか?
不安を感じるなら練習不足だし、普通の道を走るだけで興奮してくるなら経験が足りてない。
トレードも同じことです。
出張の方はいかがでしたでしょうか?お疲れ様です(^^)
本記事、小ネタ満載で、もうニヤニヤが止まりません!(笑)
>勝つことと稼ぐことを目的にしている以上、1回のトレード結果に一喜一憂するのは間違いです
これってとっても良い言葉ですね!
吉田さん、ゲルググさんが何度か仰っていた、『自分を知ること』を戦略に組み込んで考えています(^^)
おかげさまで、ストレスも極端に少なくなり、検証作業がスムーズに進んでおります(^^)