トレーダーは投資家じゃない!
トレーダーって人種は世間一般では「投資家」と見られてます。
でも、これって本当かな?
底の浅いメディアは、投資を株や証券、為替、先物と定義してます。
たしかにこれらにはマーケットがあり、その世界の成功者は普通にサラリーマンの生涯年収を超える巨額のお金を手にしています。
それこそ億万長者がゴロゴロいます。
億万長者=ミリオネアの定義はまちまちですが、サラリーマンの生涯年収を2億とすると、最低でも2人分の人生を送れるぐらい稼いでいると定義しましょうか(一時的に2億稼いでも、その後全部すってしまったのなら、それは単に収入の先食いなので)。
でも、読者の方はうすうす感じていると思いますけど、
トレーダーは労働者
なんです。
あぁ言っちゃった(笑)。
では、なんでトレーダーが労働者なのか?
その理由を説明しますね。
トレーダーはSクワッドランドの住人
金持ち父さんシリーズで有名なロバートキヨサキが提唱した
クワッドランドの概念は、自分の稼ぎを単純化するのに便利なモデルです。
知ってる人も多いと思いますが、一応説明しておくと…
- E(従業員): 給与所得で生計を立てる人、雇われ人
- S(自営業者): 自営業、専門職。法律家や医師なども含まれる
- B(事業家): ビジネスオーナー。ビジネスから不労所得を得る
- I(投資家): 投資家。投資活動から不労所得を得る
4つのクワッドランドでは…
左側のEとSの住民…自分が働くことで対価を得ています。
右側のBとIの住民…ビジネスや投資を通じて不労所得を得ています。
両者の差は「不労所得」。働かないでも自動的にお金が入ってくる仕組みを持っていればBやIです。あとは規模の問題。
Sクワッドランドが、概念上最も広範囲をカバーしてます。
この中にはすごい高給取りが含まれ、勝ち組や億万長者もこのなかにいます。
しかし、自分自身がいないと収入がゼロになる点が、右側のクワッドランドの住民との違いです。
さて、トレーダーは労働者と書きましたけど、クワッドランドに当てはめるとSクワッドランドに属することがわかると思います。
例えば、日本一の個人投資家と言われているB.N.F氏はどうですか?
彼のことを「投資家」としてメディアで紹介しているので、その流れでB.N.Fを投資家と見てますが、基本はトレーダーですよ。だから、Sクワッドランドの住民なんです。最近は資産がでかすぎて、株式だけでは難しくなったので、不動産とかに分散をかけていると聞きますが、メディアを通じて紹介される彼のライフスタイルを見る限り、Sクワッドランドの住人であると言えます。
(めちゃめちゃ金持ちのSクワッドランド住民ですけど)
では、BクワッドランドやIクワッドランドには、どういう人が当てはまるか?
Bクワッドランドの代表格といえば、マイクロソフトの創始者 ビル・ゲイツをあげます。ビル・ゲイツはマイクロソフトという世界最大のソフトウェアビジネスを所有し、そこからのキャッシュ・フローを得ているBクワッドランドの住民です。
Iクワッドランドの代表格は、ウォーレン・バフェットですね。
ウォーレン・バフェットが投資家の代表としてよく語られる理由に、彼が差益収入(キャピタルゲイン)ではなく、配当利息収入(インカムゲイン)に主眼をおいてるためです。
ウォーレン・バフェットは株式を購入する場合でも、キャピタルゲインではなく、その会社の経営権を取得できるレベルの投資をします。そして、自分は口を出さず、会社が安定的な収益をあげることを望みます。
どちらも自分で働かなくても、自動的にお金が入り込む仕組みを作ってます。
トレーダーが投資家になるには?
Sクワッドランドの住民であるトレーダーは、どうすれば右側のクワッドランドに移れるでしょうか?
先ほど説明したように、右側と左側の大きな差は「不労所得」です。
つまり、自分が働かなくてもお金が入ってくる仕組みを持ってるものが
右側の住民と言えます。
シナリオ1 「自動トレードシステムの導入」
トレーダー=キャピタルゲイン狙いとするなら、自分の代わりにトレードしてくれるものを作ればいいと考えるのが自然な流れ。
吉田もこの考えに基づいて、自動トレードシステムの開発をしてます。
自分の代わりに機械がせっせと稼いでくれるというのは、
右側のクワッドランドの不労所得の定義にも当てはまります。
シナリオ2 「ファンドを作る」
なにも自分がトレードしなくても、トレードしてくれる人を雇って彼らをに稼がせればいいじゃないかというのがこのシナリオです。
自営業からはじまり、だんだん人を使うようになるというのは、どの商売でも見られることですね。それがトレードでも同じです。
どちらのシナリオにも一長一短がある
アタリマエのことですけどね。
自動トレードシステムは、無料や有料のものがネット上にゴロゴロ転がっています。しかし、安心して資産を任せられるものは、ほとんどありません。
結局、自分で作らないとダメなのです。
大きく勝てる、安定して稼げるシステムがあったとしたら、それを売りに出しますか? すでに陳腐化して使いものにならないシステムでもない限り、
現金製造機をわざわざ第3者に渡すことはありません。
裁量の余地のあるものであれば、流通させることもありえますが、全自動、完全自動になっている状態のものを、誰かに売りつけるなんて吉田的にはありえません。
では、シナリオ2のファンドですが、これは実際にチームを組んで投資活動をしている先人が多くいます。しかし、人を雇うことによるデメリットは確実に存在します。お金や情報の持ち逃げをされたなんて話は、あっちこっちから聞こえてきますね。
また、事業と同じ考え方が必要なので、儲かっていなくても雇った人の給料など固定費がかかります。人のお金を預かるとなれば、一任勘定の免許も必要になります。
どの道を目指すべきか?
さて、トレーダーとして自分が取るべき道はどこにあるのでしょうか?
自動トレードを作るのは、トレーダーがIクワッドランドに移る唯一の道だと思います。ファンドを作れば、Bクワッドランドに移れます。
あるいはずっとSクワッドランドにとどまって
生涯現役主義を貫く!
これでもいいと思います。
現状維持はダメですよ。いざ自分の体の自由が効かなくなってからでは遅いので、生涯現役を誓うか、突き抜けてB、Iのクワッドランドへの移行を検討する必要があります。
もし、生涯現役でいたいのなら、健康管理にこれまで以上に気を使う必要があります。トレーダーは腰痛、肩こり、視力の低下と戦わなければなりません。
これはアリナミンをいくら投与しても無駄ですよ。
吉田と師匠は突き抜けることを考えてますが、道のりはシンドいので、これを人に薦めることはしません。
さて、もうひとつの生き方の説明をしましょう。
中央にある「Freedome CrossRoad」です。
クワッドランドはロバートキヨサキが提唱した概念ですが、
これにない生き方として、Freedom CrossRoadがあります。
しかし、目新しい概念ではなく、数年前にはやった「セミリタイヤ」と同じような意味合いです。ただし、セミリタイヤではなく、完全なリタイヤを指しますけどね。
Freedome CrossRoadは、給与やその他の収入を貯蓄し、現役を退いたらその蓄えを死ぬまでに使い切るという考え方です。
「何も足さない、何も引かない」という山崎ウィスキーのような生き方です。
BやIに行き着いたとしても、そこで稼いだ金は一生使いきれるものではありません。だったら、10億トレードで稼いだら、あとはそれを使ってそれに見合った生き方をするというのもひとつの選択肢だと吉田は考えます。
さて、あなたはどんな人生を送りたいですか?
『トレーダーは労働者』
吉田さんのブログの長い(?)読者の私からすれば常識ですね(キリッ)
どうぞもっと言っちゃて下さい!
全力でポチします!(笑)
》吉田と師匠は突き抜けることを考えてますが、道のりはシンドいので、これを人に薦めることはしません。
トレーダーとして成功(継続も含みます)する段階に達するのも相当大変な道だと思います、その上、更なるイバラの道を進まれるとは…
キン肉マン ソルジャーがその様な事をキン肉マンに諭していた様な…
お二方は…も、もしや、もう超人の域……!?(笑)
私がリタイヤできる地点に立てても、恐らく志事は必ず持つだろうと思います。
と言っても、現時点での私ではマダマダ想像する事すら難しいです(笑)