あなたはチャートになにを表示してる?
いきなり質問です!
皆さんが使ってるチャート。表示されてる情報は適切ですか?
- 気がつくと使ってないインジケータがある
- 人に言われたチャートをそのままなんとなく使ってる
- 時間足がさだまらず、意味なくタイムフレームを変えてる
どれかに当てはまるなら要注意ですよ。
結果が出てる人ならともかく、なかなか成績が良くならない人は、
まず目の前のチャートを見直すことからはじめませんか?
(※クリックで拡大できます)
ちょっとこのトラックレコードを見てください。
トレースされるのが面倒なので、時間とプライスは消しました。
約20日で+35,354円の収支です。枚数は5枚 (0.5lot=5万通貨単位)。
表示されてる画像で負けてるトレードは4回。28戦24勝です。
勝率にすると85.7%です。
これを良いと見るか悪いと見るかの判断はお任せします。
こんな書き方するとどこぞの情報商材みたいですね(笑)。
よくあるのは、特別な手法やインジケータの売り込みですが、
答えは「続きを読む」からどうぞ(笑)。
ほんとうに必要な情報は少ない
うちの師匠(為替和尚)がよく言うセリフですが…
トレードで負けるなんて
意味わからん。
負けるほうが難しいとちゃうか?
負け組にしてみれば殺意がわくようなセリフですが、
トレードを極めた師匠からすると当たり前のセリフなんです。
実際に上級者、達人の域になると初心者がどこで躓いているかはわからなくなります。トレードを学校として教えているところなら、どこで躓くかはわかります。それでも勝ち組に引き上げられるのは10%ぐらいじゃないかな。
95%が負ける世界で勝ち組が5%。その中で3%は単に資産を減らしてないだけと考えると、資産を増やしている本物の勝ち組は2%位というのが師匠の見解です。それを10%まで引き上げられれたら5倍になるわけだから、
きちんとトレーダーから習うことは意味があります。
それでも90%の人間は依然として負け組なんです。
コレには理由があります。
- すぐに責任転嫁する (相場や手法、講師のせい)
- 表面上のどうでもいい部分にフォーカスし、重要な考えを理解しない
- 必要な努力や勉強を怠る
- 斜めにモノを見ていいとこ取りする (部分的に自分の手法に組み込む)
- 聖杯探しがやめられない、止まらない
- 不必要な情報に惑わされる
- すぐに熱くなって教えやルールを守らない
- ルールの検証をせず、いきなり実戦投入する
上げればキリがないですが、勝ち組が勝つべくして勝ってるなら、
負け組は負けるべくして負けている。すべて必然といえますね。
そんなあなたにこの「○○式なんちゃら法」。
こういう商材にひっかかる人は、ずっと騙され続けるのでしょうね。
まぁ、○○式なんちゃら法がいいかどうかは別として、高い金出して商材を買っても、何も学ばなければ永遠に聖杯探し、商材探しをするハメになるでしょう。
うちのブログの読者や、為替和尚@FX寺子屋の読者であれば、
あえて言わなくてもわかってくれると信じてますけど。
負け組が必然的に負ける理由はたくさんありますが、
実はトレードで勝つのに必要な情報は少ないのです。
なにより大事なことは、
自分の戦略を明確にし、自分の戦略とチャート情報を一致させること
これに付きます。
自分の戦略とチャート情報を一致させる? なんのこっちゃ?
そうですね。少し具体例を上げて説明をします。
冒頭のトラックレコードを生み出したのは…
記事の最初に紹介したトラックレコード。
すでにお気づきの方も多いと思いますが、
これはうちのカミさんのトラックです。
カミさんには2013年6月からトレード指導をしてます。まだ1年に満たないですが、昨年末からの成績は勝率80%台をキープしてます。
月間の収支は平均すると+50,000円ぐらいだと思います。
主婦が片手間にトレードで儲けるなら十分だと思いますよ。
ロットサイズは0.5ロット=5枚=5万通貨単位なので、
倍にすればパートで月に稼ぐ額を超えますので。
こういう話をすると、さぞすごい指導を付けたんだろとか、スペシャルなチャートを用意してんじゃないの? とか勘ぐる人もいると思います。
では、彼女の使ってるチャートを見てください。
(※クリックで拡大できます)
カミさんのトレード環境はすごく貧弱です。
数年前のノートPCでやってます。OSだけはWindows8ですが、
この狭い画面に2つのタイムフレームを表示させてます。
右が15分足のチャートで、流れを見てます。
左が5分足のチャートで、エントリータイミングを測ってます。
彼女のスタイルはスキャルピングなので、1分足を表示させられたらもっとパフォーマンスはアップすると思いますが、この劣悪な環境でもそこそこの数字が出ているのです(吉田はこの環境じゃ打ちたくないですが)。
では、表示させているものをひとつずつ解説します。
5分足チャートに表示させているもの
表示されているインジケータを説明すると…
- KawaseOsyo_Price(右上でプライスと残り時間表示)
- ピボット
- KawaseOsyo_Nakayubi(15分のフラクタルを5分に表示)
- ボリンジャーバンド (2シグマのみ)
- ZigZag
- KawaseOsyo_Candle(1Hの高値安値を箱で表示)
- ストキャスティクス
- KawaseOsyo_MarketOverLap (最下段で日本時間を表示)
ストキャスティクスは使い方を教えようと吉田が入れましたが、実際には使ってません(笑)。実際に見ているのはピボット、15分のフラクタル、1時間の高値安値だけです。
15分足チャートに表示させているもの
15分はその日の流れを見ています。だいたい24時間分ぐらいがようやく画面に収まるぐらいですね。
5分と違うインジケータは、KawaseOsyo_TradeHistory。
これはその日のトレード成績を表示するものです。
トレード結果を表示してるだけなので、成績には影響しません。
いかがですか?
カミさんが使ってるチャートは、もともとトレードを始める時に
吉田が作ったものです。それからあまり足したり引いたりはしてません。
では、特別なことを教えているのか?
実は大したこと教えてません(笑)。
もちろんプランBの初歩は教えましたけど、あまり余計な知識は与えず、
入門書のたぐいも与えてません。
たぶん、為替の知識はみなさんよりも全然ないと思いますよ。
それでも結果は出せてます。
デモですが(笑)。
今はデモですが近いうちに卒業試験をして、合格したらライブを打たせるつもりです。最初は少枚数0.1ロットぐらいで打たせます。
でも、為替和尚の教えに「同一行動性」というのがあり、
デモだろうがライブだろうがやる事は変わらないので、
すぐに同じ結果になると思います。約定するかどうかは業者次第だけど。
まとめ
うちのカミさんが見ているチャートは、オリジナルインジケータも含まれてますが、それを入れないと特別困るものではなく、他所で公開しているインジケータを使っても再現可能です。
もちろん、ほとんどのインジケータは公式サイトで公開中のものです。
違いはバージョンが違うだけ。
では、何が違うのか?
自分の戦略とチャート情報を
一致させている
カミさんの戦略は、
15分の流れを見ながら、5分で反発するところ(押し戻り)を拾うこと
これだけなんです。
では、具体的に自分の戦略とはなにか?
- 押し戻りを狙っているのか?
- ブレイクアウトを狙っているのか?
- ドテンを狙っているのか?
- 利が乗ったらどこまでもひっぱる戦略なのか?
- 節から節まで取れれば良い戦略なのか?
あれもこれもでは、結局どれも中途半端になって負けが込みます。
まずはチャートを見る前に、自分が4つの戦局パターンのうち
どこを狙っているのかを再確認する必要があります。
その上でチャートを見ながら自分に聞いてみてください。
知りたいのはなにか?
たぶん答えは
いつバランス崩すの?
節でしょ!
って流行語大賞になりそこねたフレーズが出てくると思います。
どの戦局を狙うにしても、どこでバランスを崩すか。
バランスを崩すポイントがエントリーポイントなんです。
あとは上がるか下がるかだけ。
ダメだった時は切ればいいじゃない。懐かしいフレーズをもうひとつ。
上がったら買う。
下がったら売る。
違ったら切る。
ただこれだけのことです。
「上がったら」と「下がったら」がバランスを崩すポイントですよ。
これを自信が持てるようになるまでチャートで検証するか、
うちのカミさんみたいに愚直に練習するか。
(うちのカミさんは過去検証をしません)
師匠がブログに書いたように、きちんと読めば答えはうちらのブログや公式サイトに書いてありますよ。あとは…
あなた次第!
実は、和尚様と吉田さんのブログは過去よりずっと、私自身が気になるところはノートにまとめております^^
これは何より、お二人方のブログが面白いから飽きなかったという背景もあるのですが(笑)
また日数を置いて、読み返すと凄く面白いです^^
『いつバランス崩すの?節でしょ!』
はい!ちなみに今日はこれも頂きました(笑)