予想はウソヨ! チャートの右端の哲学

2013/06/02 カテゴリ:トレーニング法
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予想はウソヨ!予測はクソヨ!

予想(ヨソウ)はウソヨ!
予測(ヨソク)はクソヨ!

いきなり太字ではじまり分けがわからないかもしれませんが、
これは昔、師匠である為替和尚が言った言葉です。

関西人流のダジャレなのかもしれませんが、相場に向き合う心構えと
とっていただければ。


予想が外れれば、ウソヨ!になるし、予測が外れれば、クソヨ!になる。
でも、終わったチャートであれこれ言っても始まらない。
終わったチャートで売買できるブローカーは、
世界中どこを探してもないからね。

だから、トレードをするには

チャートの右端でいかに
判断するか?

コレに尽きるわけです。

でも、チャートの右端で判断をするには、予想しないとダメでしょ?

そう思うのも当然ですね。実際に吉田も師匠もトレードの時、チャートの右端で判断をするために「予測」をします。

なんだ、結局オマエも予測してるじゃん!

そう思うかもしれないけど、単なる予想と正しい予測では、天と地違うのです! 今日のお題は「予想はウソヨ。予測はクソヨ。チャートの右端では正しい予測をしましょう!」

 

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予想と正しい予測の違い

単なる言葉遊びじゃないですよ。
両者には明確な違いがあります。


単なる予想や予測は、その人の願望や思い込みに過ぎません。
例えば、ドル円相場によく見られる光景だけど、

○○円まで下がったから、もう上がるでしょう! 値頃感があるよね。

これは単なる思い込み。明確な根拠がなにひとつ含まれてません。


正しい予測は、相場の状態、チャートから読み取れるすべての情報をきちんと分析した上で、願望や思い込みではなく、上がるか下がるかを予測することです。


チャートの右端で判断する以上、未来のことは誰にもわからないので、
ある程度予想や予測が入るのは仕方がないことです。
でも、それが単なる思い込みなのか、明確な根拠を持っているのかで
ぜんぜん違います。


どうせやるなら、

正しい予測をしましょう!

自分の思い込みを排除し、上に行った場合の予測、下に行った場合の予測を
きちんと立てたら、それが「シナリオ」と呼ばれるものに変わります。

 

わかっちゃいるけど、ついつい願望のほうが強くなっちゃうんだよね。

吉田も今、相場のことをまったく知らないズブの素人にFXを教えているので、予想と正しい予測の違いを理解させるのに苦労してます。


では、どこまでが予想で、どこからが正しい予測なのでしょう?

チャートの右端で何を考えるか?

先読みはトレードをする上で、必須技術のひとつです。
くり返しになりますけど、本当にトレードするなら

チャートの右端で上がるか下がるかを判断する必要がある

他所様のサイトやブログを見ると、「右端でどう判断するか?」
この視点が抜けているものを多々見かけます。
確かに、右端で判断するには、まず過去チャートがきちんと分析できることが条件になるでしょう。でも、その次のステップとして、
「どうやって右端で判断するのか?」という視点がないと、
いつまで経ってもトレードは上達しません。


チャートの右端で判断することは、「信号機のない交差点を渡ること」に似ています。走ってくる車との距離とスピード、自分の歩行速度を予測しながら交差点を渡るのです。信号機がないので、渡るタイミングはあなたが判断しなければなりません。


チャートの右端には、まだ中指(サポレジ)も表示されてません。
インジケータもオシレータも終値ベースなので、ローソク足が確定するまでは表示されません。つまり、本当の右端は、未確定のローソク足しかないのです。

この状態であなたはどうしますか?

単なる予想との違い

A「ボリバンの3σにタッチしたし、ストキャスティックスが90%以上から落ちてきそうだ。EMAクロスオーバーシグナルも点灯したから、売りだ」

B「前回の高値にタッチし、高値も切り下がっている。ローソク足も上ヒゲが多くなってきており、売り圧力が高まっている。1本前の安値を抜けたので売りだ」

あなたは、AとBの違いがわかりますか?
Aはそれっぽく見えますけど、すべてインジケータやオシレータにもとづく判断です。それに対して、Bは出来上がったチャートから読み取れる情報を元に、判断しています。


もちろん、吉田も師匠もインジケータやオシレータを使います。
でも、それらを最終的なエントリーの根拠の使うことはまずありません。
みなさんはさすがに「値頃感」で買う人はいないと思いますけど、
インジケータやオシレータに判断の根拠を求めるということは、
予想以外の何物でもないのです

 

たしかに、インジケータやオシレータは便利です。
でも、そこにふくまれる情報は、あなたの見ているチャートの一部分を切り抜いて計算されたものです。すべての情報を含んでいるわけではありません。
そして、重要な事実として、トレンドが発生しているときは、
すべからくインジケータがワークするということです。

 

チャートの右端で正しい予測をするには?

チャートの右端は、過去チャートを見ている時のように必要な情報が
すべて出揃っているわけじゃない。

確定している過去チャートの情報を
もとにこの先の動きを予測する

コレに尽きるわけです。


そして、チャートの向こう側には、何百万人というトレーダーがいて、それぞれの思惑でトレードしているという事を忘れないということです。


過去チャートを見て分析技術を磨く時は、「この情報はチャートの右端で使えるのか?」 これを常に念頭に置いてみてください。
サポレジは表示されているのか? リペイントはかかるのか? シグナルの出るタイミングはローソク足が確定してからなのか?


シナリオメイクにつながる道ですが、まずは過去チャートを見た時に、
チャートの右端で利用できる情報とそうでない情報を選り分けることが
肝心です。これは、自動トレードでも裁量トレードでも同じ事です。

統計をとることも大事ダヨ!

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