あなたは知ってる? 自動と裁量トレードの差
昨日、師匠の為替和尚と一緒に秋葉原に買い物にいき、あらためて
メイド街となったアキバにため息をついている吉田です(笑)。
目的は動画撮影用の機材、三脚や照明機器なんですけど、これらの
購入です。ずっとおまたせしている動画は、そのうち師匠から朗報が
来ると思うのでもうしばらく待ってね。
さて、2人そろうと決まってFX自動トレードの打ち合わせをするのが
慣例になっていますが、この日も開口一番はその話題。
吉田「師匠! 昨日のヘッジのヘッジのパッチって、何のおまじないですか?」
師匠「ああ、それな。吉田っちならわかるやろ!」
吉田「SMSに何の脈略もなく、ヘッジのヘッジってどう? って書かれてもわかりませんよ(笑)」
師匠「勢いでブログにも書いてしもうたけど、ヘッジのヘッジと相関関係はわかるやろ?」
吉田「ブログ記事で、ああ、あれのこと言ってるのねとわかりましたけど…」
こんな感じではじまり2人の会話は始まり、最近の師匠はいうことがますますパンピー(笑)から離れてきたなぁと感じる次第です。
2人の会話が素で通じる人はほとんどいないでしょうね。
で、ヘッジのヘッジのパッチの説明を改めて聞き直して、「どやろ?」と
返事を待つ師匠への返答が、
裁量向きですね!
師匠とはじめて会ったのは5年前。しかし、この頃はすでに勝ち組で、
たいそう稼いでいたにもかかわらず、現在も自分のトレード技術を
磨いているんです。
自動トレード用のシステムのお願いをしても、いつの間にか
裁量トレードの方に寄ってしまう。
これは無理に自動によらないほうがいいと、以前得た教訓から来てますけど、それでも自分なら「こう打つ」って方向にいつの間に寄ってます。
これはこれで構わないのですけど、改めて今回のお題目である
「自動と裁量トレードの差」について、考えさせられたわけです。
自動と裁量にどんな差があるか、続きを読む前にちょっと
考えてみてください。
裁量トレードでできること、自動トレードでできること
裁量トレードでやっていることを、自動化したい!
これはトレーダーなら、誰しも思っていることかもしれないですね。
だって、自動化出来るならその方が楽ですから!!
ウチのブログは、特に自分でインジケータや、自動トレードシステムの開発をしている人が集まっているようで、コメント欄にはなかなか熱いコメントが集まってきます。
コメントを読んでいても、やはりみなさん苦戦しているようですね。
吉田も師匠もこの問題に取り組んで、来月6月でまるまる5年になります。
その過程で得た教訓ですけど、裁量トレードを自動トレードに落としこむには、次のことを意識する必要があります。
(1)明確な言語化
とにかく、不明瞭な部分を残さず、誰がやっても同じ結果になるマニュアルを作成すること。人に説明できないということは、その部分の処理方法が明確でない証拠です。
でも、これが死ぬほど難しいのよ
(2)できることと出来ないことを明確にする
その時点の技術、到達点でできることと出来ないことをはっきりさせましょう。それがわかれば、「できる範囲でどうやって自動化するか?」を考えられるし、出来ないことを無理にやろうとして落胆することもなくなります。
ただ、諦めるのとは違いますよ。
将来出来るようになるように、努力は続けていく必要はあります。
さて、熟練した裁量トレーダーのようなトレードを、自動トレードに落としこむのはなぜこんなにも難しいのか?
人間と機械との間の差を説明しますね。
人が優れている部分、機械が優れている部分
人間が機械と圧倒的に違う部分として、パターンの認知能力があります。
ご存知のように、人の脳は物事を直感的、感覚的(図解)にとらえる「右脳」と、論理的にとらえる「左脳」に分かれてます。
つまり、どんなに左脳人間でも物事を感覚的に捉える能力があるため、
機械に比べると…
圧倒的にパターン認知の
能力が優れている!
わけです。
コレに加えて、熟練したトレーダーは、学習により相場のデータベースとも
言えるものを脳内に蓄積しています。
学習をしてなければ同じですが、勝ってる人はまちがいなく
この相場データベースを持ってます。
師匠は特にこの部分が優れていて、FXだけでも10年分のデータが頭
のなかに入ってます。
裁量トレーダーがやっていることを、機械に完全に落としこむには、
人間のようなパターン認識能力もさることながら、この相場データベースを
持たせないといけません。
これが完全にできるのであれば、機械の検索能力や計算能力は人間を上回っているので、人以上のパフォーマンスを叩きだす可能性があります。
ただし、現在のコンピュータ(ノイマン型)は、人工知能ではないので、
機械が新たに学習して、より最善のトレードをすることはないですね。
それをするようになると、相場世界も大きく変わる可能性がありますけど。
パターン認知については、相場をより単純化してとらえることで、それが可能になるのではないかと吉田は考えていますけど、相場データベースは大事業です。かなり骨が折れそう…。
半自動という選択肢も
いま、できることと出来ないことを見極める。
そして、完全機械化の過程では、半自動という選択肢もありかな?
と最近考えてます。
詳しくは書けないですけどね。
自動トレードシステム開発については、現在「自動トレードシステム開発奮戦記」のほうで、過去の経過を書いてますけど、そのうちこの物語の結末をみなさんに報告できる日が来ると思ってます。
吉田も師匠も諦めが悪く、しつこいので、
結果が出るまで、何度でも
トライしますよ!
こんにちは
久しぶりにコメントさせて頂きます。
EA製作に想うようにいかず、放置気味でしたが
為替和尚様や吉田様のブログ拝見するたびに
お蔭様でEA製作に数年ぶりに意識が向きました。
トレードは手法・裁量で行ってきましたが
さすがにEAに落とし込む事が困難です。
コンピューターがシナリオをいくつか組めるプログラムが随時、起動出来る状態にプログラミング出来れば良いのでしょうが、
私には技術・知識がありません。
EAに想定、シナリオはプログラム出来るのでしょうか?