エントリーが大事! でも勘違いしないでよね

2013/04/17 カテゴリ:プロトレーダーの思考, 上達への道
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

エントリーが大事! でも勘違いしないでよね

…とツンデレな出だしからはじまります。
嫁さんが「FXを始めたいから教えて欲しい」と言ってきた。
家族だし教えるのはやぶさかじゃない。途中で投げないならね。


うちのカミさんはトレード経験まったくゼロのド素人。
まったくの初心者にFXを教えるなら何から教えるべきか?
やっぱりエントリーなんですよね。


リスクリワードだ、損切り幅だといっても、まずはエントリーしないことには話ははじまらない。だから、何はともあれエントリーの仕方を教えないと。


エントリーってかなり重要だと思うんだけど、なにかと勘違いされているんですよね。ある人はこう言います。

エントリーなんてどこで入っても同じだよ。

師匠の為替和尚はというと…

エントリーなんてなんでもええで!
大事なのは損をいかに少なくするかや!

と言う。吉田は昨年かみやんにいろいろFXの指導をしました。
やはり、最初はエントリーに失敗しまくって、負けまくるわけです。
その経験からも初心者は、まずはきちんとエントリー出来るようになるか
が大きな課題なわけです。


今日は何かと勘違いされがちなエントリーについてのお話です。
もしかしたら、あなたも勘違いしてるかも!

 

※ブログランキング参戦中。よかったら応援してください

 

みんなが勘違いしてるエントリーの重要性

エントリーの重要性をとくと、中級者以上の人ほど馬鹿にしたような反応が帰ってきます。逆に初心者はエントリーしかみてない。
しかも、行き当たりばったり。

あんたそんな所ではいったら、
そら負けるわ!

って所でエントリーする。で、ある程度知識がついてくると、RSIがどうの、ストキャスがどうの、ダイバージェンスがどうのと言ってくる。


でも、どれも見当違いなんですよ!
エントリーで一番大事なのは…

相場のどの波を狙うか

コレに尽きるわけです。

たいていの人が陥るエントリーの勘違い

あなたのエントリー方法を教えて下さい。
こう聞くとたいていこんな答えが返ってきます。

SMA65とSMA225よりも上にいて、EMA13を下から抜けた時に、MACDがクロスオーバーしてストキャスティックスが上に上がっていくところ。これに直前にボリバン2σか3σにタッチしているのが理想。

いや、ボクはSMAじゃなく平均足スムースドを使ってるよとか、
このインジケータを使ってるとか反論をしてくる人もいますが、
これって結局、エントリーの時に揃っている条件を羅列してるだけ
なんですよ。

テクニカル指標を羅列してるだけ

もちろん、それで勝てることがあるけど、この時はワークしないとか、
ダマシに合いやすいからパラメータを調整しないといけなかったりとか。


多くの人がエントリー方法として認識しているのはこんな感じのが多いと思います。実際、吉田や師匠もエントリールールを作るときに、テクニカルやオシレータを使うので、条件としてはあがってきますけど。


でも勘違いしないでください! テクニカルやオシレータは、あくまでも相場の状態を数値化して判断するためのもので、未だかつて数式だけで勝ってる人はいないんですよ(たいていプラスアルファがあります)。


例えば、ボリバンの2σ、3σを条件に上げる人は、ボリバンからの跳ね返りを狙ってるわけだけど、これが順方向なのか、逆方向なのかでまったく狙ってる波が変わります。


これは順方向を狙ったパターン。
順方向なので、ボリバンにタッチしてからギューンとトレンド方向に伸びる波を狙ってるわけです。

順方向の波を狙う

反対にこれは逆方向を狙ったパターン。
逆張りなので、トレンドの戻りを狙ってます。

逆方向の波を狙う

どの波を狙うか、これが大事なわけです。
決してその時に揃ってる条件じゃないんです。

プロがエントリー条件はなんでもいいと言う理由

師匠はよく言います。

エントリーなんてなんでも
ええねん!

そう。本当になんでも良い。
エントリー時にMACDを使おうが、RSIを使おうが、ストキャスティクスを使おうが、その人が自由に決めればいいことです。


今の師匠のチャートは今はかなりシンプルでしたけど、昔はすごくたくさんのインジケータやオシレータが並んでました。まさに線だらけ。


でも、本人はいけしゃあしゃあと「インジケータ? 見てないよ!」と言い放つ(笑)。まいどまいどこっちは、いかに師匠のトレードを機械に落とし込もうと悩んでんのに、この人はっ! って感じだったんです。


改めて考えると、

  • エントリー条件はなんでもいい。
  • たくさん表示されてるインジケータは見てない。

この2つが意味するところは、エントリー時に確認すべき条件なんて
どうでも良いということ。


一番大事なのはこの記事でくり返し言ってるように、どの波を狙うか
ってこと。言い方を変えると、師匠のエントリーは

自分が狙っている波が来そうなところに、適切なタイミングで入るだけ

ってことなんですね。


師匠のエントリー勝率は8-9割あります。調子のいい時は96%位あると
思います(ちなみに吉田は7-8割ですからまだまだですね)。
でも、それでも100%はないので、ダメだった時にどうするかを
予め決めてるわけです。


いかかですか? あなたのエントリーに対する考えは合ってました?

チャートの右端で自分の狙う波を判断するには、
タテ・ヨコ・ナナメが大事ダヨ!

ブログランキング

この記事に対するコメント

2 件のコメント

  • kousuke
    2013/04/23 00:14

    吉田さん、こんばんは。

    「エントリーはなんでも良い」
    ベテラントレーダーの方がよく言うことですが、そういう意味だったんですね。

    私は勝てそうもないところで入ったら負けるよなぁっと思っていたので、
    こういうことを聞くと混乱していました。

    しかし、エントリー勝率8~9割…

    スキャルをやったことがないので詳しくは分かりませんが、
    そんなことが可能なんですね。スゴイです。

  • 2013/04/23 08:30

    kousukeさん
    吉田も師匠が言ってる言葉の意味がわかるまで大分かかりましたよ。
    エントリー条件は毎回変わるし、挙げ句の果てに「エントリーなんてなんでもいいねん!」
    ですから(笑)。

    勝率ですけど、適切な波を捕まえておけば、勝率は他の手法よりも
    確実に高くなりますね。無理に引っ張らないというのがポイントだ
    と思いますよ。