何かを学びたいときにしてはいけないこと

2013/04/07 カテゴリ:上達への道
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何かを学びたいときにしてはいけないこと

世の中には、これまでとまったく違う考え方をしないと
まったく理解できないものが存在する。
これはFXに限らず、いろいろな場面で見られますね。


ロバートキヨサキの金持ち父さんシリーズを読んだことのある人は
多いと思うけど、そこでたびたび語られる金持ちになる考え方は
給与所得者(Eクワッドランド)の人だと、真意が理解しづらいでしょうね。
(それでも大分、わかりやすく書いているので、斜めからとらえなければ理解できると思いますけど)


FXの世界はといえば、両建てやナンピンの有用性、通貨の相関関係に基づくトレードなんかは教科書通りの考え方では到底理解できないです。
まぁ、教科書を書いてる人自体がそれらの有用性に気づいていない
可能性もあるけど(笑)。


新しい考え方に触れるときは、してはいけないことがあります。
さて、それはなんでしょう?
続きを読む前に、ちょっと考えてみてください。

 

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新しい考えに触れるときにしてはいけないこと

結論から書きますよ。ずばり・・・

「決め付け」「思い込み」が
本当の理解から遠ざける!!

あとは、性急に成果だけを求めるのもダメですね。
これは技術系の知識によくあるけど、やりたいことを実現するために、
適当にサンプルコードを張り付けるコピペプログラミングをしてたら、
いつまで経っても上達しません。


最初は写すだけでも、どうしてそうなるのか、その思想をまできちんと
理解しないといつまで経ってもコピペから先には進めない。


FXをやっている人は学生ではなく、すでに学校を卒業して仕事にもついてる人だと思います。
そういう人は、これまでの学習や生活、仕事を通じてある決まったパラダイム(その世界で常識とされる考え方)が身に付いていることでしょう。
FXを例にパラダイムの例をあげます。

  • ポジションは片張りが常識で、両建ては経済合理性にそぐわないから意味がない。
  • ナンピンはするヤツはアホだ。
  • トレードをするには、その通貨だけを見てれば十分だ。

などなど。例をあげればたくさん出てきますね。


でも、学習過程がどうあれ、ツナギ売買に代表される玉操作や、
ナンピンによるリスクヘッジ、通貨の相関関係などを理解したいなら、
今までのパラダイムでものを考えるのをやめて、一端新しい考え方を自分に浸透させる必要があるんです。

あなたの常識が世界の非常識

パラダイムとパラダイムシフトの一番分かりやすい例を説明しますね。


みんなは、地球が太陽の回りを回っている「地動説」が常識ですよね?
でも、数百年前の常識は、太陽や月が地球のまわりをまわっている
「天動説」が常識でした。

地球は平だった
だから、この時代の船乗りは世界の端までいくと、大きな滝から落ちて
死んでしまうと考えていたのです。


その天動説のパラダイムを打ち破ったのが、コロンブスです。
コロンブスはこれまで常識とされた天動説を否定し、地球は球体
だから反対方向からいけば、インドや中国に最短距離で行けると考えた
わけです(正確には西回りルートの航海が可能だと考えただけ。コロンブスは地図作成がお仕事)。


コロンブスのアメリカ大陸発見は1492年、今から500年も前の話です。
20世紀に入り大気圏外に行った宇宙飛行士も誕生し、誰もが自分達の太陽系に持っているイメージは次の図の通りだと思います。

太陽系
太陽の回りを地球や火星、木星といった惑星が回っています。
このパラダイムは21世紀の現代では常識ですよね?
でも、宇宙が膨張してるって話は聞いたことありません?


2011年にノーベル物理学賞をとったサウル・パールミュッター博士、ブライアン・シュミット博士、アダム・リース博士の3人は、ただ膨張しているのではなく、加速膨張していると唱えました。


え? 膨張しているなら、太陽はどうなるの?
本当の太陽系のイメージはこれです!

 

太陽系の正しい公転軌道のイメージ

見られない人は、http://youtu.be/siWsJSGoQxAで。


太陽の回りを地球などの惑星が回っているのは変わらないけど、
太陽は中心に制止してる訳じゃなく、なんと移動してるんです!


今日の常識が明日の非常識になるのが「パラダイムシフト」

先程例にあげた両建てやナンピンを正しく理解するには、パラダイムシフトが必要なんですよ。

自分の枠組みにとらわれない

自分の中の常識や知識なんてたかが知れてます。


それなのに、社会に出たあとは自分の常識や枠組みにこだわる人が
すごく多い。まぁ、それまでキャリアを積んでいれば、
これまでの考えに固執する気持ちはわかりますけどね。


でも、なにかを学びたい、知りたい、変わりたいと考えるのであれば、
一端あなたの常識(パラダイム)は横においとくべきですね。


師匠も「そう言うことですよwww」 という記事で同じこと書いてますけど。


反論したい気持ちとか、自分の知ってることでまとめたいという欲求は、
本当に新しいことを理解したい、学びたいと思うのなら一度忘れましょう


それは、コロンブスに向かって

反対側からインドにいくだって?
海の端までいくと滝から落ちちまうぞ!

という船乗りと同じです。


あなたは古い船乗りのままでいますか?
それとも、コロンブスのように常識を捨てて新しいことに
チャレンジする人になりますか?

32ビットの世界の人は、64ビットの世界が理解できないということカナ?

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この記事に対するコメント

2 件のコメント

  • 2013/04/14 14:47

    こんにちは(」・ω・)
    いつも最高の気づきをいただきありがとうございます!

    今回のパラダイムシフトの話は参りました~!
    (最高の動画を紹介していただきました。ありがとうございます。)

    これまでも、今現在も、
    多くの思い込みと決めつけを抱えている気がしますねー・・・。

    これからは、上手く行かない時も、上手く行った時も、
    自分の思考と行動を少し疑って、
    自分の外の世界を想像してみる癖を付けたいと思います。

    ありがとうございました!^^

  • 2013/04/14 14:58

    市原さん
    そうなんですよね~。固定概念というか、自分の閉じた世界観が
    ジャマをすることがあるんです。
    吉田も自分の固定概念で判断することが多いので、何かを発想
    するときには、違った方向から見ることもくせにしたいとおもてます。