あなたはチャートを見るのが好きですか?
突然ですが、質問!
「あなたはチャートを見るのが好きですか?」
好き? 嫌い?
実は以前にこんなご意見をいただきました。
好きじゃないと続けられないなんて、教える側の怠慢です。どうしたら好きになるかということにも責任を持つべきです。
知るかっ(笑)! これが子供に習い事を教える場合ならわかるけど、
いい大人がこれから習得しようとしている技術に対して、どうしたら好きになれるかまでフォローしてくれなんて、ムシがよすぎますね。
FXをはじめる理由にしても、周りの人がFXをやれと強制したわけではなく、自分自身の意志でFXをやろうと考えたはずです。
どうやったら好きになれるかは、その人自身が考えることです。
ちょっと前に、ウチのカミさんに「私もFXを始めてみようかな。仕事を続けるのがシンドイから家でやれる仕事にちょうどいいよね。」といわれました。その後話はいつの間にか職場の愚痴に変わってましたけど(笑)。
習いたいなら教えるつもりだけどね。
こういう「○○が嫌だからFXをはじめたい」という人、結構いるんじゃないかな?
でも、これって「今の会社が嫌だから私起業するね」ってぐらい無謀なことだったりします。
はじめは興味本位でも、自分の中に「強いモチベーション」を見つけないと、FXなんて習得できないです。なにせ95%の人間が5年以内に撤退させられる厳しい勝負の世界-鉄火場-ですから。
もう一度、最初の質問をしますよ。
「あなたはFXが好きですか? チャートを見るのが好きですか?」
為替和尚はああ見えてもヲタなんです!
吉田の師匠は言うまでもなく「為替和尚」です。
元々は師弟関係からではなく、プロトレーダーの考え方を自動トレードに落とし込むプロジェクトを遂行すべく関係ははじまりました。
師匠とは大阪で、そして東京でなんども会ってます。
大阪に行くときは、決まって師匠の家に寝泊まりします。
師匠は大の風呂好きで、放っておくと3時間ぐらい使ってます。
あまり長い時間浸かってると、ゆで●コみたいに(●に好きな文字を入れてください)なりますよ。
大阪に出張に行くと、高頻度で大きな銭湯に行きます。ここは日本でも有数の銭湯で、サウナはもちろん、露天風呂まであります。
お風呂につかりながらの一言がしびれます。
師匠「なぁ、吉田っち。風呂場のタイルがチャートに見えるんやけど、俺って病気か?」
立派な病気です!!
心の中で叫びました。
それだけじゃなく、師匠の家に泊まると、たいていは師匠は吉田より遅く起きてくるんですが、起きがけに一発。
師匠「なぁ、吉田っち。夢の中でめっちゃいいトレードルール考えたで!」
夢のなかでもチャート見てるんか!
この人はっ!
ってことが何度もありました。
これまで考案したルールも、寝ながら考えたやつか?
と勘ぐっちゃいます(笑)。
師匠は、自他共に認めるFXヲタなんです。
見た目はこんなでも(笑)。
吉田はチャートをいじくるのが好き!
吉田はといえば、チャートを眺めたりあれこれいじくるのが好きです。
さすがに風呂場のタイル地がチャートに見えたり、夢の中でトレードすることはありませんけどね。
吉田は考えること、システム化することが大好きなので、FXは最高の題材なんです。吉田は競馬歴が約20年あります。パソコン歴(=プログラミング歴)は28年です。
競馬もFXもプログラミングの題材にはぴったりで、自分で作ったものでお金も稼げるのは最高です。
また、吉田は面倒くさがり屋なので、なるべく楽をしようと考えます。
たとえば、チャートを見ていていい考えが浮かんだら、過去チャートでルールを検証する前に何はともあれインジケータを作ります。
で、インジケータのシグナルで過去チャートを検証するのです。こうすると問題点もすぐに見つかるし、何よりチャートを眺めるだけなので楽でいい。
では、実際の裁量トレードはどうか? あまり大きな声で言えませんが…
実はあまり好きじゃありません。
おっと、字は大きくなってしまいました(笑)。条件がそろうまで待つのが嫌なのです。だから、最初の頃は条件がそろったら音が鳴るようにし、音がしたらチャートを見るようにしました。
今裁量トレードをするときは、2時間なら2時間ときちんと時間を決めているので、そこまでの横着はしませんけど、やはり待ってる時間が苦痛でならない。相場の状態にもよるけど、1時間くらい待ってようやく5pipsの利益って時は、ホントにがっくしきます。
師匠もチャートを見るのが大好きですが、やはり待ち時間は嫌だといってます。実際、トレードが上達すると、決まった手順を機械的にくり返すだけなので、飽きがきます。
吉田はこういう単純なくり返し作業は、それこそ機械にでもやらせろという考えなので、勝ち負けにかかわらず裁量トレードがあまり好きになれないのです(だから、師匠と組んで自動トレードシステムに取り組んでいるわけです)。
ただ、トレードルールやインジケータを作るために、あれこれとチャート上で検討したり思考する作業は大好きなので、懸案事項があると歩きながらでも考えています。
あなたはチャートを見るのが好きですか?
FXは一度習得すれば一生飯が食える技術です。また、サラリーマンをするよりも遙かに効率的にお金を稼げる可能性もあります。
その反面、95%の人間が5年以内に撤退させられる事実があり、のほほんと軽い気持ちで稼げるような甘い世界ではないのです。
勝ち組の現役トレーダーと組んで自動トレードシステム開発に着手して、2013年6月でまる5年になります。
FXは、ゲームのルールは単純だけど、極めるまでにはかなりの労力、時間がかかります。
で、最初の質問。
「あなたはFXが好きですか? チャートを見るのが好きですか?」
胸を張って「FXが好きだし、チャートを見るのも苦じゃないよ。むしろ好きだよ!」っていえるぐらいじゃないと、この厳しい鉄火場で生き残るのは難しいでしょうね。
これはFXに限ったことではないですが、他の分野でも上達する人、成功する人はごく単純な感情で動いてます。
「面白い」「楽しい」
という感情です!
こういう原始的な衝動が重要で、他人から押しつけられるものではなく、自分自身がチャートの中の物語を楽しめるかどうか。
お金儲けが目的だけど、単にお金だけが目当てなら続かない。
働いた方がよっぽど楽だと種銭飛ばしたあとに思うでしょう。
FXもチャートを見るのも好きですね^^
理由はよく分かりませんが「これを極めたい!」と思ったのを覚えています。
ついでに、文中の、決まった手順を機械的にくり返すだけ、
という域には達していないなぁっと感じました。