なんで? あなたがブログを書く理由と読む理由
いろいろ仕事がたてこんできて、ブログ更新間隔があいてしまった。
楽しみにしていた人ごめんなさい。
開発奮戦記を書こうかと思ったけど、ブランク明けにいきなり堅苦しい話もね? と思って、今日はそもそもなんでブログなんてものを書いてるのかを取り上げようと思います(こっちも堅苦しい?)。
ちょっと古いソースだけど、2007年にTechnoratiというアメリカの会社が世界のブログ情勢を調査したところ、世界で最も多いのは日本語ブログだったそうです。
日本語なんて日本人しか使わないから、世界人口70億のうち1.2億、
人口比で1.7%ですよ。それが一番情報発信してるんだからえらいこちゃ。
このほかにSNSや2ちゃんねるのような掲示板もあり、日本人はホントに
情報発信するのがスキなんだね。
もともと一部マニアの人がホームページ作成ソフトやエディタを使って作っていた個人サイトが、ブログの登場でそこらの主婦まで情報発信できるようになった。
でも、みんないったいなにを目的にこれほど情報発信してるんでしょうね?
ブログの読者はなにが目的でブログを見るんでしょう?
この記事を見ているあなたがブログの書き手なのか、読み手なのかで答えは変わってくるかもしれないけど、ちょっと考えてみてください。
ブログを書く目的はアウトプット-伝えたいものがあるから
ブログに掲載されている広告クリックで収入を得るアフリエイトブログ
を除き、ほとんどのブログは
何かを伝えたい
情報を共有したい
という気持ちで書かれてます。
その日のことを記録するだけなら、わざわざ誰でもみられるインターネット上に大々的にアップしなくても、書店や文具屋で売ってる日記帳に書けば済む話。今はクラウドサービスがあるわけだから、Evernoteなり、GMailに蓄積する方法もあるわけです。
それをわざわざネット上に発表するということは、何かを伝えたい、発信したいという意識があるから。
もうひとつは「記録」。
もともとブログは「ウェブログ=WebLog」から来てます。
つまり、ウェブ上の記録ってこと。
今日何を食べた、どこどこに行ったというのは、よく批判されるけど、
ウェブログ本来の使い方なわけです。
これをネット上で他人が見てどう思うかは別問題だけどね。
他所様のブログをみてみると…
うちのブログは人気ブログランキングに参加してます。
ランキングを見ていると、いろんなタイプのFXブログが有ることが
わかります。
(1)FX学習サイト
肩書きは、元ディーラーとか勝ち組とかいろいろですけど、主題はテクニカル分析やシナリオの建て方、メンタルだったり。特定の分野を絞り込んで、あれこれと解説しているブログです。
勝てない人が多いわけだから、需要があるのもわかります。
為替和尚@FX寺子屋(公式サイト)も、これに分類されるかな。
(2)トレード日記
アフリエイトブログを含めて、一番数が多いかな。
その日のトレードの収支報告やチャート分析のポイントを解説してたり。
自動トレードの報告をしているブログも含めます。
(3)相場観・分析サイト
今後1週間とか当面、特定の通貨がどのような傾向になるかをチャートやファンダメンタル的な側面で分析しているサイトです。
デイトレより長いタイムフレーム向きですね。(4)技術系サイト
ごく少数です。
MT4の使い方であったり、MQL4などのプログラミング言語の解説をしているサイトです。日常的にチェックするというより、ぐぐって自分の問題解決に利用する。書き手はリファレンスや備忘録として書いてるかも。
ほとんどが、(1)から(3)のいずれかになりますね。
どのタイプのサイトでも、何かを伝えるという目的で書かれているのは間違いない。でも、毎日立ち寄るサイトになりうるのか? という意味ではいろいろと疑問が残るところです。
吉田自身、ブログを見るのは暇つぶしの側面が強いわけで、よく見ているのは「2ちゃんねるのまとめブログ」だったり、「海外の反応系ブログ」だったりするわけです。
吉田はブログで何を伝えたいのか?
あるとき、師匠(為替和尚)に言われました。
吉田っちのブログはええこと書いてあるけど、教科書をオモシロイという人はおらんわな
FXで勝ちたいと願う人が多い以上、勝つため、負けないための情報を発信するサイトは非常に有用なんだけど、勉強という側面を考えると、ブログの形式より静的HTML(公式サイトのような形式)のほうがいいわけです。
勉強のための情報は、時系列よりも体系的に並んでいたほうが都合がいい。
しかも、その手の情報は為替和尚@FX寺子屋という公式サイトが別に用意してあるわけです。
では、ブログは?
これをちょっと見てください。
上の画像は、為替和尚公式サイトやうちのブログの設計図、ネタ帳です。A4の紙にあれこれとびっちり書き込まれているのは、ブログの方向性、公式サイトの位置づけだったりするわけです。
たぶん、普通の個人サイトであれば、ここまで七面倒臭いことはしないと思います。実際、吉田のはじめての個人ブログ「Blogあります|競馬三昧」は何も考えずに
最近、ブログってもんが流行ってるみたいだから吉田もやってみるか
なんて軽い気持ちではじめたものです。
一番古い記事で2004年9月13日です。テーマは自作ソフトのこと、パソコンのこと、日々考えてること、競馬のことと本当節操がありません。
Blogありますは、今年で9年目になるわけで、さすがに無計画に新しいブログを立ち上げても、すぐに書くことにつまるなと感じていたから、上の図のような設計図をたくさん書きました。
キレイにファイルされたものを含めると、まだまだ設計図はあるわけです。
為替和尚@FX寺子屋(公式サイト)をふくめ、ブログやサイトを通じて何を伝えたいか、これが設計図に出ているわけです。
うちのブログ「FXで完全機械化は可能か?」は、
プロトレーダーの考え方をいかに
自動化するか?
ということをメインテーマに据えてます。本線は「自動トレード開発奮戦記」なわけで、これを通じて、師匠と出会ってどういう道筋を辿り、安心して資産を任せられる自分たちの分身を作り上げてきたかを記録する意味合いが強い。
でも、5年にも及ぶ開発の中で、いろいろと気づいたこと、発見したことが有り、有用なものはみんなにも知ってほしいと思って記事にしているわけです。
飯の種だから書けない部分、ボカしてる部分はもちろんありますけど、FXにおいて一番大事なのは、思考にあると考えているので、根っこの部分は伝えられるのではないかと甘い考えがあります。
これだけの情報をなぜ公表しているか? たまに人に聞かれることがありますけど、それはアウトプットすることで思考が整理され、より体系化に磨きがかかるためです。
公式サイトにもありますけど、師匠や吉田がFXの情報をネット上に発表している一番の理由は、「自分たちの子どもたちに、自分らの知識、技術を伝承する」という目的のためです。
ブログを読み手としてとらえた時、吉田は暇つぶしの側面が一番強いわけですが、情報発信する上で大事なのは、誰かに伝える、共有するという気持ちです。FXブログは娯楽としての側面は薄いと思います。みんなはどんな気持ちでFX系のブログを見てますか?
吉田は書き手として、共有したり伝えるべきことがあるときに記事を更新します。今後も週2本くらいを目処に、情報発信をしていくと思います。
読み手の皆さんは、FX系のブログを見て感じたことをコメントやツイッターなどを使って表現してください。アウトプットです。
娯楽としてみた場合、FXブログはおもしろくないです。
だから、何かを考えるきっかけ、何かを発見するきっかけに利用してもらえればと思います。アウトプットを意識的にすることで、考えがまとまるかもしれないですよ。
結局、なんだかんだで、堅苦しい内容になったけど、これも吉田の個性なので、懲りずにお付き合いしてください(笑)。
初めまして。
最初の記事からずっと拝見していましたが、初コメです。
私の場合はブログを書いている人に何か惹かれるものがあると、
ジャンルを問わず継続して読んでいる気がします。
FXブログを読むときは、
FXに取り組んでいるとその時その時の壁があるので、
何か参考になることはないか?という意識で読んでいます。
吉田さんのブログは深くて考えさせられることが多いです。
これからも楽しみにしています^^