どっちがいい? 専業と兼業トレーダー
世の中には専業と兼業があります。これは事業家の世界にもありますね。
簡単に説明するとこんな感じ。
「専業トレーダー」
トレードを生業とし、トレードで生計を立てる人。なお、証券会社や銀行に雇われてトレードする人(ディーラー)とは区別します。
「兼業トレーダー」
トレードでもお金を稼ぐ傍ら、主たる収入を別の仕事にたよる人のこと。
サラリーマン、自営業、フリーターなんでもいいですけど、トレード以外にも決まった収入のある人を指します。
さて、あなたはどちらでしょう? また、どちらの方がより成功しやすいのでしょうか? これが今回のテーマです。
専業トレーダーと兼業トレーダーの違い
FXでも株でも個人投資家とよばれている人は、どちらかのトレーダーになります。いろいろなパターンをみてきましたけど、どちらが好ましい状態なのか、いろいろ考えさせられます。
日本で一番有名な専業トレーダーといえば、言わずと知れた「B.N.F」氏ですね。その他にもCIS氏、ミセスワタナベなど一度は耳にしたことのあるんじゃないですか?
専業だ兼業だと言う前に、まず双方の違いをまとめてみたいと思います。
専業トレーダーのメリット
- 時間に拘束されない。
- 兼業に比べるとはるかに大きなお金を稼ぐチャンスが有る
- トレードの機会損失がない
- パソコンとネットさえあれば、世界中のどこでも自由にお金を稼げる
専業トレーダーのデメリット
- トレードでしくじると、ご飯もダメられなくなるリスクが有る
- 税負担が大きい(FXの場合は分離課税で20%)
- 社会との接点が乏しい
- 生活が単調になったり、不規則になる恐れ
専業って、事業の世界で言うところの「起業家」とおなじですね。
さて、つぎは兼業トレーダーについてです。
兼業トレーダーのメリット
- トレード以外に収入があるため安心
- 社会的な接点を保てる
- 主たる収入源にもよるが、税務申告を一緒に出来る
兼業トレーダーのデメリット
- 時間が自由にならない
- トレードの時間が仕事の制約を受ける
- 兼業のままではそこまで大きくは稼げない
どっちに魅力を感じるかは、性格によるかも。
吉田は別に事業を持ってるので、常に兼業ですけど。
成功したトレーダーになるには?
トレードをする一番の目的はやはり「お金儲け」でしょう。
だから、トレーダーとして成功している人というのは、まず必要にして十分なお金をトレードで稼いでいる状態を指しますね。
そのうえで、例えば、「旅行が趣味なのでトレードの傍ら、世界中を旅している」とか、「時間に拘束されない生き方をしている」といった、別の価値感を満たしている人が、ほんとうの意味での成功したトレーダーでしょうね。
さて、最初からトレーダーに生まれついた人はいないので、ある時に決心してトレードの道を歩むことになります。どちらのパターンが成功したトレーダーに近いでしょうか?
(1) 清水の舞台から飛び降りる! 思い切りが肝心タイプ
思い立ったが吉日。背水の陣。清水の舞台から飛び降りる!
もう、専業トレーダー以外には考えられないとばかり、退路を断ってそれに集中する。とにかく、1年それだけカンバってみる。
すごく思い切りの良いタイプです。実際、本当に成功した投資家、トレーダーは最初からその道を歩んでいたように見えます。
全勢力をトレードだけにかけられるわけで、集中して物事に打ち込むタイプの人には向いているかも。
(2)石橋を叩いて渡る。安全第一タイプ
とにかく、納得できるまでは動かない。
慎重を期すため、石橋を叩いて渡る。
いきなり会社をやめて、専業トレーダーを目指すのではなく、まずは兼業で下地を作っていくことを考えているタイプです。今ある仕事を続けながらなので、時間的な制約はもちろんあります。
あなたはどっちを選択しますか?
あるいはどちらのタイプが成功できると思いますか?
私の意見としては、「大学生」に例えて、長くなるので自分のブログ記事の方にまとめさせていただきました。
結論は、その人の性格次第だと思います。
ただ、道筋としては、FXへの道も医学への道も同じようなものだと考えます。年数、集中度、がんばり度、そして現実的な生活レベルでのことすべてが、『四年制のFX大学に入学した』と思っています。それで、途中から、デイトレ課、スキャル課、スィング課とか、株価、為替か?、というように枝分かれしていくようなそんな風に考えるのも面白いな、とも。
いかがでしょうか。