FXって簡単?難しい? どっち?
師匠(為替和尚)は、吉田にFXのことを説明するときには決まって
「FXなんて簡単やで」といいます。
でも、人に教えて、その人がトレードに失敗すると
「FXって難しいんかなぁ?」とも言う。
FXて簡単なのか? 難しいのか?
一体どっちなんだろ?
確かに師匠は、実際にトレードしながら説明するとき、いとも簡単にトレードをこなす。師匠の行動を見ていると、本当にFXって簡単に儲けられるんだなと感じさせる。
トレードって結局あがるか下がるか1/2だし、買いか売りか決済しか選択肢はない。
「FXって簡単」、「FXって難しい」
いったいどっちが本当なんだろうか?
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吉田の原点のトレード
吉田が師匠に会う前に自分でやっていたトレードは、「スクイーズ」というトレードルールです。数年前に流行った、ブレイクアウトを狙う手法ですね。
スクイーズのルール
・ボリンジャーバンドの2σが、ケルトナーチャネル(ATR)の中にある状態を「スクイーズ」と定義
・ボリンジャーバンドの2σは、ケルトナーチャネルの外に広がった時が、「エクスパンション」と定義
・エクスパンションする時、モメンタムの方向に付いて行くのが、スクイーズのエントリールール
※クリックで拡大出来ます。
スクイーズ状態になると、「赤の丸」がでて、エクスパンションしているときは、「グレーの丸」。このルールは2008年の頃に本で紹介されると、いろんなところでインジケータも作られてましたが、吉田は音もなるオリジナルインジケータをつくて、ひたすらブレイクアウトを狙ってました。
シグナルだけのトレードだったので、基本的に見ているのは点だけ。シグナルが発する「音」を頼りにチャートが飛んだ方向について行きました。
はじめのうちは、コレでも勝ててたんですが、最初のブレイクアウトで逆方向に持っていかれたり、大台にのせようと思って無理に引っ張って結局、利益を大きく減らしたりといったトレードを経て、いろいろとテクニカルのことを勉強し始めます。
実際、トレード記録として画面キャプチャを取り、あれこれコメントを書いているのが当時の記録からもわかります。
例えばコレ。
あちゃ~!!!
もう、なにがやりたいのかよくわかりません!
結局、当時はエントリーのタイミングだけしか規定してなくて、
トレンドも、損切り幅も、利確のルールも決まってなかったのです。
で、師匠に最初に言われたのが「バイアスを見てない」。
うーん、「バイアスってなによ?」
上の画像の更新日時は2009年5月17日。まだ師匠に会う前です。
最初は勝ててたのに、勉強すればするほど、知識を入れれば入れるほど、
チャートを読み解くことが
できなくなった
2009年の5月というと、FXをはじめて1年半くらいが経ってると思います。
本も読んだし、インジケータもあれこれいじった。
チャートを見ながらいろいろ記録をつけて考えてみた。
でも、やればやるほどわけがわからなくなる。
当時も知識は結構あったと思いますよ。
でも、ほとんどなにも知らなかった時のほうが稼げてたのは事実。
この差はいったい何なのか?
為替和尚はシンプル
2009年に会った時の師匠のトレードルールは、いまよりもはるかに複雑で、確認しているインジケータがたくさんありました。
でも、本人に確認すると、いけしゃあしゃあと
インジケーター? 見てないよ!
と言ってのける。なんなんだろうね(笑)。
師匠といっしょにやると決めたときは、「プロトレーダーの考え方を落とし込んだ自動トレードシステム」の開発を優先させるという意味で、吉田の考えでこねくり回してた「スクイーズ」のルールは封印したわけです。
最初のうちは意見を挟まず、とにかく「為替和尚の言ってること」の理解に務めたわけです。前に「為替和尚ってこんな人」という記事を書きましたが、この人のいうことは結構あっちこっちに飛びます。それをつなぎあわせてみると、実際は核になるシンプルな考え方が軸になっていることがわかりました。
例えば、トレンドについては「5分の流れ」についていくことと、
「ダウ理論」を重視すること。そして「平均回帰」の考え方。
そして「節」をどう扱うか。
などなど。
機械に処理させることを優先して、あれこれ遠回りもしたけれど、核になってる考え方はすごく
シンプルだった
わけです! 師匠はそのことについて「木を見て森を見ず」と表現してます。
結局、相場の流れに逆らわず、「5分の流れについていき、1分でタイミングを取る」というのが為替和尚のトレードの基本なんですよ。
かつての吉田をふくめて負けてるトレーダーは、最初ビギナーズラックで勝っても、失敗トレードを経験してからあれこれと勉強をはじめます。
でも、ほとんどの相場の本は精神論だったり、テクニカルだけにフォーカスしてたり、手法だけを解説しているものばかり。
これは競馬の話ですけどね、競馬必勝本を出している出版社は「単純にこうすれば勝てる」って内容以外は売れないから本を出さないんですよ。
出版社の名前は出せませんけど、はっきりと言われたことがあります。
パンローリングのように海外のものを翻訳した本以外は、結構当てはまってるかも。でも、それって結局勝ち組の思考からは、どんどん離れていってる気がしてならないです。
今回はちょっと過去を振り返った記事でしたけど、みんなのケースはどうでしたか?