答えはどこにある?
本年最後の更新です。
2012年12月1日からはじまった、「FXで完全機械化は可能か?」は
皆さんのお陰でランキングサイトでもトップ25位にはいりました。
これからも、応援よろしくお願いします。
(やべっ! かみやんの直弟子に抜かれそう……。
こっちもポチお願いします…笑)
2012年は、かみやんの弟子入り指導からはじました。
かなりいい所まで行くようですが、玉操作で両建てになると熱くなって
どかんとやられるようです。このへんは、本人がいずれブログで語って
くれると思うので、楽しみにしてください。
今日は、今年最後ということで、自動トレードシステム開発を
プログラムを知らない人にもできるだけわかりやすいイメージ
で伝えてみます。
自動トレードシステム開発は発掘作業
実はこれ、自動トレードに限らず、勝てるルール作りにも通じます!
為替相場は、テクニカルがすなおにワークする相場です。
だから、そこに新たな発見はなく、チャートの中に埋もれているもの
を掘り出す作業になります。
師匠(為替和尚)とのトレードシステム開発もおなじ。
別にノーベル経済学賞を受賞できるような発見がなくても、
新たなテクニカル指標を開発しなくても、
答えはすべてチャートにある
為替相場で出来る操作なんて車と同じで、単純。
車が「加速」、「減速」、「曲がる」しかないのに対して、
FXは「買う」、「売る」、「決済」しかない。
あとは、どのタイミングで「買うか?」、「売るか?」、「決済するか?」を決めるだけの単純な作業なんです。
ほんと単純。でも、奥が深い。
相場ってゲームはほんとうに面白いと思う。
もともと吉田の専門は競馬です。こっちはフルゲート18頭の馬が
何着になるかを当てるゲーム。このゲームがアプローチはまさに
複雑怪奇!
過去の競走馬の走破タイムで優劣を決める「タイム理論」
オッズを分析して、インサイダー投票を見つける「オッズ理論」
馬名や枠順JRAのポスターなどからシグナルを見るける「サイン理論」
馬体やその日の出来、返し馬の動きから判断する「相馬眼」
馬の血統表(本格的なのは9代血統)からタイプを判断する「血統理論」などなど…
なんでもあり、オールスターです!!
これに関係者(騎手、調教師など)のコメントなんかも入ってくる。
答えは自分の材料の中にないかもしれないし、どう組み合わせるかも
すごく複雑。
ある意味悟った人は「出目表」と呼ばれる高い本を買ってくる。
これは、過去数年間、どの枠が出たかを記録したもの。
まったく根拠はないのだけど、あるレースで一度も来たことがない
枠番を「死目(しにめ)」と呼んで敬遠したりする。
まったく根拠がないから、次のレースで「死目」がずばっと1着に
なったりする(笑)。
こういう世界に比べれば、相場、特に為替相場はほんとうに素直だし、
やりやすい。
そこにお宝があるとわかっているので、テクニカルを組み合わせながら、
どのタイミングで何をつかうかを決めればいい。
すべてが自由だし、競馬のように突拍子のないところから道具を持って
こなくてもいい。
宝はここに埋まってるよ。
道具はあそこにあるから
好きに掘って
と言われてるようなもの。
まさに「発掘」ですね!
春種をまかなければ、秋の収穫はない
世の中には、
この世のどこかに、唯一絶対のルールがあり、それを手にしたものは100%の勝率と巨万の富を手に入れる
こんなもの世の中にあると思いますか?
ない? 馬鹿げてる? でも、このルールに「100万円を1億円にした」みたいなキャッチコピーつけると、飛びつく人がいるんですよ!?
上のたとえは、
聖 杯
と呼ばれているものの正体です。本物の聖杯は「イエスキリストが最後の晩餐で使われた」と言われる杯のことです。
「絶対勝てるルールや手法」を探すなんて馬鹿げてます。
だって、相場の答えは目の前のチャートの中にあるんだから。
相場で取れる行動は「買い」、「売り」、「決済」しかない以上、
どんな優れたシグナルも、早いか遅いかにすぎない。
もちろん、いかに誤動作、誤不動作(動くべきところで、動かないこと)
を防ぐかは気にする必要があるけどね。
結局、勝てるルールを作る、トレードに強くなる、稼げる自動トレードシステムを作るには、地道に一歩ずつ進んでいくしかない。
秋の収穫がほしいなら、
春に種をまくこと
「農場の法則」ってやつです。
人間は、ついつい楽な方にいってしまうので、
素人が少ない種銭で、大儲けした
みたいなセールストークに騙されちゃいます。
最後に師匠の言葉で締めます。
師匠「俺は面倒くさいのがきらいや。だから、後でらくできるなら、
いましんどくても頑張る」
吉田も同じタイプです。
お疲れ様です。来年も楽しいブログ期待してます。