あなたは知ってる? 利益と損失の仕組み

2013/06/30 カテゴリ:投資の基本
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皆さんは「資金増加曲線」って見たことありますか?
MT4のStrategy Testerを触ったことがある人なら、一度は見てるはずです。
こんなグラフ。

資金増加曲線
FXを博打ではなく、「投資」として見るのであれば、
自分の資金増加曲線を一度は書いてみる必要があります。

なぜでしょう?

資金増加曲線は、自分の資金量とリスクの関係をわかりやすく視覚化してくれる道具。負けている人はもちろん、勝っている人も自分がどういう資金マネージメントをしているか、資金増加曲線にすると見えるものがあるのです。

 

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あなたはどんなリスクをとっているか?

あなたはトレードで、「どんなリスクの取り方」をしているか認識してます?

  • ホームランを狙いますか?
  • コツコツ積み上げて、ドカンとやられるタイプですか?
  • 追い上げはしますか(マーチンゲールなど)?


自分の手法が確立されてる人なら、すぐに答えられると思うけど、
これが視覚的にイメージできているかといえば別問題。


イメージするということは、かなり大事なことです
イメージ出来ないと、なんで利益が出ているのか?なんで負けているのか?
理解できないでしょう。


投資の世界で昔から言われている必勝パターンがあります。それは…

損小利大

でも、損小利大を意識するあまり、せっかく勝っているトレードを欲かいてホールドした挙句、負けてしまったり…。
あるいは、ホームラン狙い(ブレイクアウト)なのに、チキン利食い連発で、
勝ちトレードで利益を伸ばせず、損失分をカバーできない…。


こういう失敗をするのは、自分の利益発生の仕組みがどうなっているのか、理解できていない証拠です。


資金増加曲線を利用して、自分がどんな「リスクリワードモデル」なのかをきちんと把握しましょう!

資金増加曲線によるリスクリワードモデル

リスクリワードモデルとは、勝手に吉田が名づけているだけで、
他所にそんな考え方があるわけじゃないので、ググっても無駄ですよ。

「リスクリワードモデル」とは?

自分の利益発生の仕組みと、どのようなリスクを負っているかをモデル化したものです。

ブレイク狙い(低勝率ハイリターン)

ブレイク狙い - 低勝率ハイリターン

ブレイク狙いの低勝率ハイリターン型トレード手法は、10回トレードしたら、9回の負けトレードと1回勝ちトレードで成り立ちます。
1回の勝ちトレードで大きな利益を稼ぐのが特徴です。
10回のうち何回勝ちトレードになるかは、勝率によります。


このモデルの特徴は、1回の勝ちトレードで大きな利益をあげ、負けトレードの損失を賄うことです。リスクリワードは、1:2以上は必要です。

スキャルピング(高勝率ローリターン)

スキャルピング - 高勝率ローリターン

スキャルピングに代表される高勝率トレード手法は、10回トレードしたら、
8回の勝ちトレードと2回の負けトレードで成り立ちます。1回の勝ちトレードで稼げる利益は大したことはありませんが、高勝率で稼ぐのが特徴です。


スキャルピングの手法でもブレイクアウトは狙いますが、
あまり利益を深追いせず、瞬間的に決済します。

躊躇したら負けです!

負けトレードの損失は、勝ちトレードの利益より大きいこともありますが、だいたいリスクリワード1:1以下になるように打ち込みます。

マーチンゲール(追い上げ)

マーチンゲール

マーチンゲール(倍々法)などの追い上げをしている場合は、ヒゲのある資金増加曲線になります。ヒゲとは負けている期間であり、この時の損失幅は、連敗するとどんどん広がっていきます

倍打ちをトレードに組み入れる場合は、きちんと打ち込むべきところを絞りこまないとかなり大きな損失が出ます。


倍打ちの特徴は、負けた時の落ち込みのスピードと、その後の損失からの
リカバリーのスピードです。博打に近い動きになるので、きちんとした計算と、エントリーポイント(倍打ちする場所)の絞り込みが肝心です。

コツコツドカン(負けパターン)

コツコツドカン

コツコトドカンは、利益をコツコツと堅実に蓄積して、
1回のトレードでドカンと負けるパターンです。
ドカンと来る損失幅を、コツコツと積み上げた利益幅でカバー出来ればいいですが、たいていはドカンと負けたときに、いままでの利益を吐き出します

まとめ:自分のリスクリワードモデルを把握しよう

いかがですか?
利益発生のモデルと損失のモデルをイメージ出来ましたか?


自動トレード、裁量トレード両方に言えますが、トレードルールを作成するときは、このリスクリワードモデルを明確にしておくことが大事です。
そうすれば、どこで利確するかも、損切りするかも自ずと見えてきます。


もちろん、勝率や平均利益、平均損失などの数値が見えていればなおよいですが、自分のトレード戦略がどのリスクリワードモデルに属するのかが見えていれば、無理な追撃やルールを無視した行動も少なくなると思います。


FXのみならず投資の世界で生き残るには、

損大利小ではダメ
損小利大でないと!

みなさんも、自分のリスクリワードモデルをイメージしてみてください。

利益も損失も、理屈通りでないとダメダヨ!

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この記事に対するコメント

5 件のコメント

  • まつもと
    2013/07/01 22:29

    躊躇したら負け!

    かっこ良すぎます^^

    応援ポチッとさせて頂きま~す^^

  • 吉田(同姓です^^)
    2013/07/02 00:29

    資金増加曲線によるモデル化(パターン化)というのはなかなか面白いと思います。
     ただ一点気になるのは、マーチンゲールのグラフですが、負けた時に倍賭ける本来のマーチンゲール法だと、勝った時の利益は、それまでの負け累計を引くと常に一定になるはずかなと。 グラフのように負けが大きいほど勝った時の上昇が大きくなるには1,2,6,18,54・・のように過激な賭け方をすることになるような気がします。

     実際に運用する際には最大ドローダウン(以下DD)が最も気になるところですよね。
    同じ勝率・同じリスクリワードレシオでも最大DDが違えば最終的に運用利回りに跳ね返ってきますし、最悪退場にもなりかねません。
     DDも資金増加曲線から読み取れますが、勝率にしても最大DDにしても、飽くまで過去の数値のもので将来どうなるかは大雑把にしか分からない・・悩ましい問題ですね。 とはいえ考えすぎてもどうにもならないので安全率を見込んでやるしかないわけですが(笑)

  • 2013/07/03 08:54

    まつもとさん
    スキャルはポジションを持つ、決済で躊躇したら一気に負けます。

    吉田さん
    別の計算式と間違えてましたので、図面を入れ替えました。
    最大ドローダウンですけど、シミュレーションによって毎回変わりますね。
    だから、確率的に考える必要が有るわけですが。

    マーチンゲールが入ってないロジックでも、連敗したらどうなるか?
    これは考慮する必要があります。
    実際、機械の場合は連敗でも躊躇しませんが、裁量だと3連敗すると
    心が折れる場合もありますので。

  • 吉田(同姓です^^)
    2013/07/04 00:57

    最大ドローダウン(以下DD)ですが、システムトレードで必ずといっていいほど出てくる要素にも関わらず、いざ具体的数値を出そうとすると前提条件の取り方でいろいろ違う結果が出てしまって、最大DDはただの曖昧な概念になってしまっているんじゃないかと(笑)

     帰納的にバックテストで〇%だったからそれに耐えられればいい、という
    のも無謀すぎますし、「勝率××%だと〇連敗するのは×00年に一度の確率だからOK!」とかいうのもサイコロならともかく、ルールが完全に裏目にでる相場状況になってしまえば確率関係なくボコボコに負けますし、そもそも勝率自体が一定ではなく動的に変わるものですので、あまり計算に頼ることもできないのではないかなと思います。。(目安にはなりますが)

     結局現実の運用上は、トレード回数がそこそこ多めで、運用成績を多少犠牲にしてでもDDが大きくなりにくい安全めなルールにして、なおかつ〇回連敗したら or DDが〇%になったらシステム停止する、などの対症療法的な対策でなんとかするよりないのかなと。。。

    >マーチンゲールが入ってないロジックでも、連敗したらどうなるか?
    「布団に入っても寝られなくなる」とう答えはアリでしょうか?(笑)

  • 2013/07/04 11:22

    最大ドローダウンの問題は、システムもそうですが「トレードロジックがリスクをどう捉えているか?」にかかってます。
    資金増加曲線の話をしたのも、最初にリスクありきという話に持っていくためなんですね。

    FXを投資と捉えるのであれば、自分の資金量と最大許容リスクというのがセットになってます。
    ドローダウンがバックテストで◯%と一言だ片付けられるのは、検証期間すべてにおけるドローダウンしか見てないからだと思います。

    実際の運用では、1ヶ月見て成績が良ければ、ロットサイズをアップすることを検討するはずです。
    これは、複利の効果を狙ったものですが、例えば、3ヶ月間0.1ロットで回して、5000ドル儲かったとなれば、次の3ヶ月は1ロットにして、50000ドルを狙いに行くのが、人間の心理でしょう。

    でも、その先3ヶ月がバックテストで言うところの、ドローダウン期間なのかもしれません。そうなると、バックテスト以上の損失が出るのは明確であり、単にドローダウン◯%というのが、いかに表面上の数字をなぞっているだけにすぎないかと言えますね。

    銀行やヘッジファンドのディラーも、後ろでトラックレコードをモニタされ、負けていい金額が決められています。
    自動トレードもおなじでしょう。1ヶ月の最大利益幅がある程度見えてるのであれば、それを見越して最大損失幅が決められるはずです。

    バックテストのドローダウンというのは、ロジックが持っている構造的なリスクであり、実際、どの程度のリスクを許容するかは別の次元で考えるものではないかと吉田は考えてます。

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