錦糸町の誓い 目標と決意

2013/01/04 カテゴリ:自動トレード開発奮戦記
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錦糸町の誓い

新年あけましておめでとうございます。
新年になると、今年の抱負って書いたり宣言したりしますね?
しない? 駅伝見ながら酒飲んでる?

あかんでしょ。やはり、新しい年になったら、その年の目標を決めないと!

 

吉田は年明けに決めるわけじゃないけど、年末に1年を総括してから
次の年の目標を決めます。今年のテーマは「育成」です!

(なにを育てるかは皆さんの想像にお任せします……笑)

 

今日は目標設定にちなんだエピソードをば。

 

吉田と師匠(為替和尚)が、はじめから良好な関係ではなく、お互いに
手探りの状態から始まったことは、「自動トレードシステム開発の原点」
で語った通り。


でも、今は師匠は吉田に対して全幅の信頼をおいてくれる。
こうなるまでにはいくつものハードルがあったけど、最初のきっかけに
なったのが今回の「錦糸町の誓い」っていうエピソードなんです。

 

2009年9月某日のこと。

 

一本の呼び出し電話

2009年9月某日 20時すぎ。


吉田はその日の仕事を終え、Wiiで「フォーエバーブルー」というゲーム
をして遊んでいた。

師匠から1本の電話が…。

師匠「吉田っち、今どこ?」

吉田「ウチですよ?」

師匠「今から出てこれる? かなり重要な話があるんや」

吉田「え? 大阪までは無理ですよ(いきなり、なに言い出すんだ?)」

師匠「東京の錦糸町ってところにいるんだけど」
吉田「錦糸町は隣の駅なので行けますけど、なんですか?
(いま、ゲームのいいところなんだけど!?)」
師匠「話はあとや。とにかく来てくれ」
吉田「了解。30分くらいかかると思います
(あいからず、ムチャ言う人だな…)」

こんな感じのやり取りをした後、吉田は錦糸町の指定された場所に行った。
錦糸町は東京でも指折りの繁華街(ただし、ガラの悪い方)で、新宿の歌舞伎町、上野にならんでボッタクリやキャッチーに対して、厳しい規制の入っている街だった。

 

錦糸町の待ち合わせ場所で師匠に電話を入れると、白いスーツに身を包み、夜なのにグラサンをしているスキンヘッドの

控えめに言っても怖い人

が近づいてきた。師匠だった。

師匠「吉田っち、悪いな。どうしても見てもらいたいものがあるんや」
吉田「しかし、すごく気合の入った格好ですね」
師匠「一応、東京に出てきてるわけだし、それなりの格好をしないとあかんやろ? でも、せっかく繁華街にいるのに、誰もキャッチしてくれんのや」
吉田「(そりゃそうでしょ。ややこしそうな格好のおっさんにわざわざ声掛けないでしょ) ところで、見せたいものとは?」

師匠「そうや、こっちの事務所来て」

傍目から見ると、暴力バーに連れ込まれるカモにしか見えなかったことだろう。

事務所でみたもの

その事務所は著名なトレーダーの個人事務所だった。
6面マルチディプレイにセットされたトレード用パソコンが何台も並び、
中央には大きな会議テーブルがおいてあった。

パソコンの台数は、6面ディスプレイのパソコンだけで4台はあったと思う。

著名なトレーダーは、6画面にチャートを表示させたモニタの1つに
ソリティアを表示させ、ゲームに興じていた。


挨拶を済ませると、師匠とそのトレーダーは雑談をはじめた。
何を見せたいのかよく分からなかったが、そのまま1時間以上経過した後、
師匠が隅にある2画面ディスプレイのパソコンを指さし、
「これを吉田っちに見てもらいたかったんや」といった。

 

画面を覗きこむと、なにやら自動売買プログラムらしきものが動いていた。

トレーダー「ウチのシステムはよく稼いでくれるぜ。他所にはないだろ?」
師匠「アービトラージや。吉田っち、アービトラージは知ってるやろ?」

2画面のモニタには、日本のFX業者の取引画面が表示されており、独自のポジション管理画面がでて、両方の口座でトレードをしているのは分かった。
アービトラージとは、2業者間のレートの差を利用し、その差益を稼ぐ手法である。

 

師匠は所用で東京に来ており、古くからの友人であるトレーダーのところにも顔を出したところ、アービトラージのシステムを見せられ、さんざん自慢されたようだった。
手法はともかく、目の前で自動売買システムが収益を上げているのが悔しかったのか、実稼働しているシステムを吉田に見せたかったようだ。


そのトレーダーは、システムの詳しいところはプログラムに詳しくないからよくわからないと言っていたが、トレードの収益などについて語ってくれた。

最後にトレーダーは「うちのプログラマーはすごいよ」といった。

錦糸町の誓い

そのトレーダーの事務所を後にし、飯を食いに近所の居酒屋に向かう師匠と吉田。それまで口には出さなかったが、相当悔しかったのか師匠は実感を込めていった。

師匠「吉田っち、どうや? ああいうシステム作れるか?」
吉田「やってみないことにはわかりません」
師匠「あいつの自慢話聞いて、悔しくてな。アービトラージっていう手法自体はどうでもいいんや、FX業者のレートを取ってきて、それぞれの業者に自動発注しているという事実が気に入らんのや」

吉田はちょっと考えこんでから、こう答えた。

他人が作ったことあるものなら、
自分にも出来るはず。やりますよ!

師匠はその言葉を聞いて、

よ~言った! 男が口を切ったからには、ちゃんと実現せいよ! 吉田っちの実力はよくわからんが、その意気は大したものや

この時の師匠の言葉は、かなり力の入ったものであることは、すぐに伝わってきた。白いスーツにサングラスの、キャッチも避けるようなおっさんに口をきってしまった。えらいこっちゃ!

 

しかし、今更撤回できるような人でもなし、吉田は自動トレードシステム開発の目標のひとつに、「既存の業者に対する自動発注システムの開発」を加えた。

 

これは「アファーメーション」という手法のひとつでもあるのだが、それが実現できるかどうか、手段やリソースについて考えを巡らせる前に、まず

明確な目標を設定し、それが
実現可能であると信じること

これが一番大事である。
この時約束したシステムは、改良を加え、「最速のティックチャート」として一度皆さんに紹介したものである。

この一件は、師匠が吉田のことを認めてくれる一因となった。

 

為替和尚 最速ティックチャート – YouTube

ボクラ機械は、手順を決めてくれないと
仕事はしないからね!

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この記事に対するコメント

3 件のコメント

  • まつもと
    2013/01/04 20:44

    は~凄いですな~(ため息)^^

    でも、切磋琢磨できる方に巡り合えた吉田さんは羨ましい^^

    二言は無いよ! と、実現していく貴方が呼び寄せる運なのでしょうか?

  • まつもと
    2013/01/04 20:46

    あけましておめとうございます!
    今年も講読させて頂きます^^

    先にご挨拶ですよね^^
    ブログの面白さに大事な事忘れてました(汗)

  • 2013/01/05 10:11

    まつもとさん、今年もよろしくお願いします。

    ティックチャートの件は、結構プレッシャーがありましたよ。
    まだ、関係構築の初期のことでしたし、お互い手探りだったので。

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